AudiがSUVクーペ「Audi e-tron Sportback」公開

Audiが「Audi e-tron Sportback」を発表しました。SUVならではの広い室内に、クーペの優美なデザインを加えた“SUVクーペ”です。

AudiがSUVクーペ「Audi e-tron Sportback」公開

搭載されるモーターは最高出力360ps、最大トルク561Nmを発揮。0-100km/h加速では6.6秒を達成します。最高速度は200km/hに設定されました。


モーターは短時間であれば出力をブースト可能。シフトレバーをDからSに移動させ、アクセルを床まで踏み込めばブーストモードが起動し、最高出力408ps、最大トルク664Nmを8秒間持続可能に。このブーストモードでは、0-100km/h加速で5.7秒を実現できます。

AudiがSUVクーペ「Audi e-tron Sportback」公開

前後に1つずつ、計2つのモーターを活用した電動AWDシステムを採用。電子制御によってモーターのトルクをエンジンよりも緻密、かつ素早く制御可能としています。このシステムでは、通常の走行では後輪駆動で走行し、バッテリー消費を抑えます。一方、凍結道路などでは前輪もトルクを発生させてスリップを防止。高速カーブでは、アンダーステア、オーバーステアも防ぐよう機能します。

AudiがSUVクーペ「Audi e-tron Sportback」公開

ドライブコンポーネントの多くはフロア下に設置されました。これにより、従来のSUVに比べ重心を下げることに成功しており、よりスポーティなドライビングが可能となりました。前後重量配分ほぼ50:50という理想的なバランスを実現しています。バッテリーは95kW容量を持つ396Vの高電圧タイプで、航続距離446kmを実現しました。

AudiがSUVクーペ「Audi e-tron Sportback」公開

高い精度で路面を照射するデジタルマトリクスヘッドライトを採用。例えば高速道路では車線変更時に隣の車線も照らし、車線変更の意思を周囲に知らせることが可能となります。

足まわりでは、アダプティブエアサスペンションを採用。最大で76mmまで車高調整が可能で、走行速度が高まると自動的に車高を下げ、空力を向上させて航続距離を伸ばす仕組みとされています。

AudiがSUVクーペ「Audi e-tron Sportback」公開

クーペスタイルでありながら、ラゲッジ容量は615Lを確保。後席を倒すことで容量を1,655Lまで拡大可能とされました。

AudiがSUVクーペ「Audi e-tron Sportback」公開

「Audi e-tron Sportback」は、欧州では2020年春の市場導入が予定されています。