電動スケートボード「SPEEDBOARD」

「SPEEDBOARD」は時速48キロで走行できる電動スケートボード。米国ロサンゼルス在住のDavid Jacksonさんが、自分が17歳だった頃の夢を実現するために開発しました。

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
時速48キロで走行できる「SPEEDBOARD」

最高速度が時速48キロに設定されたのには理由があります。David Jacksonさんによれば、この速度が出せれば交通の流れに乗って走れるので、クルマのドライバーがスケートボードをバイク扱いをしてくれるのだそう。路上で邪魔者扱いされることもなく、安全に都市部の道路を走行できるそうです(注:米国の道路における、David Jacksonさんの実体験をもとにした感想です)。


電動スケートボード「SPEEDBOARD」
時速48キロ出せれば、交通の流れに乗った走行が可能に?

技術的には最高速度を時速130キロにすることもできるとDavid Jacksonさんは述べています。でもその場合、例えば急ブレーキをかけたとき、守ってくれるシートベルトもエアバッグもない状態で前方に身体が吹っ飛んでいくという事態に。高い確率で重大事故につながってしまいます。一方、時速48キロであれば、重大事故につながることはまれであるとDavid Jacksonさんは主張しています。

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
David Jacksonさんは、フルフェイスのヘルメット、ショルダーパッド
エルボーパッド、ニーパッド、そしてグローブなどの着用を強く推奨しています

また都市部を走行する場合は信号待ちなども多く、最高速度が48キロでも、130キロでも、目的地到着までにかかる時間はそれほど変わらないのだとか。これらの理由から、最高速度は時速48キロに設定されたそうです。

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
独自のステアリングシステムを搭載
高速でも安全に曲がれるそうです

時速48キロというハイスピードでの走行を支えるのは、4,000W(5.36hp)のモーター。このモーターのパワーはチェーンを経由して70歯のスプロケットを持つホイールへ伝達され、Kenda K671Fタイヤが地面を蹴って「SPEEDBOARD」を前進させます。

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
4,000W(5.36hp)のモーター搭載

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
70歯のスプロケット

電動なので登坂も得意。24%の坂を上れるとしています。ダウンヒルを楽しむときに自力で坂道を登れるので、仲間に坂の上までクルマで送ってもらう必要がなくなります。

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
24%の坂を登坂可能

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
ダウンヒルをより楽しく

フル充電で走行できる距離は26~38キロ。バッテリーをフル充電するには3時間20分かかります。0-80%までの充電では1時間20分で済むので、使用方法にあわせて充電時間を選べます。

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
バッテリーはボード内に組み込み

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
充電用ポート

重さは11.8キロ。女性でも片手で運べます。

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
時速48キロで走れる乗り物としては軽量

David Jacksonさんは現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。キャンペーンでは「SPEEDBOARD」は1台を1,999ドルの出資+300ドルの送料で入手できます。

電動スケートボード「SPEEDBOARD」
「乗ってみたいワン」

なお、日本では「SPEEDBOARD」で公道を走行することはできず、電動スケートボードの利用が許可されたスケートボードパーク内や私道でのみの利用となります。

電動スケートボード「SPEEDBOARD」