ランクルやランドローバーのレストアで知られるLegacy Overlandが、最新の仕事例としてランクルFJ40を公開しました。1977年式のクルマを、新車のように美しくレストアしています。


Legacy Overlandのモットーは「アナログへの回帰」。人々のクルマに対する夢やあこがれがピークを迎えていた1970年代のワクワク感を、当時のクルマをレストアすることで現代に蘇らせることを目指しています。



今回、Legacy Overlandがクライアントから依頼を受けて取り組んだランクルFJ40のレストア作業も、同社のモットーに従って実施されたもの。その内外装は錆びや汚れのない状態に磨き上げられ、このクルマを1970年代に買った人のワクワクを、40年以上の時を経て我々が感じられるものに仕上げられています。


コンポーネントやボディパネルは長時間かけて磨き上げられ、新車のような状態に復元されました。磨き上げ作業にはボルトやナットまで含まれており、美しさを取り戻すだけでなく、ランクルの持つ信頼性を失わないよう細心の注意を払って実施されたそうです。


エンジンはオリジナルの6気筒2F型。ピストンやスリーブなど、すべてが手間暇かけてリビルドされています。キャブレターはエンジン始動を確実にするためにウェーバー製と交換されていますが、吸気用エアフィルターはオリジナルのまま残されました。


以前の状態に復元するだけでなく、新しい要素が加えられた箇所も。例えばインテリアでは、キャメルカラーの上質なレザーが採用されました。


オーディオシステムはクラシックな外観を維持していますが、実はBluetoothにも対応したRetroSound製。フロンドドアに2個、リアに2個取り付けられたスピーカーから、スマートフォンの音楽を美しく車内に響かせてくれます。



エクステリアでは、ヘッドライトがLEDに交換されました。ユーティリティライトにもLEDが採用されています。


足元には15インチスチールホイールと、BFグッドリッチのマッドテレーンKM2 33x10.50 R15タイヤが装着されました。制動系ではフロント/リアともに新しいディスクブレーキが装備されています。


子どもの頃、ランクルやランドローバーに憧れていたという人、多いのではないでしょうか？そんな方は、Legacy Overlandに連絡してみてはいかがでしょう。その頃に憧れていたクルマと同じモデルを見つけ出し、新車のように美しく仕上げて納車してくれかもしれません。