フランスBALUCHONは、クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウスを製造するメーカー。一台一台、顧客からのリクエストに合わせて製造しています。
(C)Tiny House Baluchon
BALUCHON同様、“顧客のリクエストに応える”を売りにしているメーカーは他にもあります。とはいえ、キャンピングトレーラーはクルマで牽引してあちこちを移動する乗り物。リクエストに完璧には応えられないことも。形状では空力を考えなければならないし、また法律で許されたサイズを最大限に活かすデザインにする必要もあります。
でもBALUCHONの製品は本当に顧客のリクエストに可能な限り応えていて、複雑な形状のルーフを装備していたり、出っ張ったひさしが取り付けてあったりと実に自由なのが特徴です。
(C)Tiny House Baluchon
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今回紹介するのは赤い屋根を持つ「Flamenco(フラメンコ)」。BALUCHONが2018年に製造したもので、ルーフがボディと一体化したような、斬新なデザインを持っています。
(C)Tiny House Baluchon
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「Flamenco」は外観も素敵ですが、室内も素晴らしい。随所にセンスの良さが光る工夫が見られます。
(C)Tiny House Baluchon
(C)Tiny House Baluchon
(C)Tiny House Baluchon
もちろん、生活するうえでかかせない設備も、ちゃんと整っています。トイレはバイオタイプ。シャワーは80x80センチサイズとされました。
外の景色が楽しめます??
(C)Tiny House Baluchon
(C)Tiny House Baluchon
使い道としては、別荘があげられます。年に数回しか使わない別荘は維持管理が大変。でも「Flamenco」であれば、別荘地にある自分の土地までクルマで牽引して出かけ、そこで1週間程度過ごして戻る、といったライフスタイルを持てるようになります。
(C)Tiny House Baluchon
複数の別荘地があると、もっと便利かも。冬場は南、夏は北の別荘で過ごせます。
(C)Tiny House Baluchon
日本からの購入についてBALUCHONに尋ねたところ、同社のLaetitiaさんより現時点では日本国内に販売代理店はないという回答を得ました。また、海外への配送も行っていないそうです。
(C)Tiny House Baluchon
欲しいという方は現地まで出向いて購入し、自力で日本に運ぶことになります。ちょっと大変ですが不可能ではないみたい。また、お願いすれば日本の道路交通法に合わせたサイズで作ることもできるかもしれません。このデザインに惚れちゃたという人、また自分の中のアイディアをカタチにしてみたいという人、BALUCHONにお願いしてみてはいかがでしょうか?
(C)Tiny House Baluchon
(本稿内の画像はBALUCHONのLaetitiaさんから許可を頂き、同社の公式Webサイトから転載させて頂きました。)