「PRAETORIAN OVERLANDER」は、全長8メートル45センチの中型バスベースのキャンピングカー。チェコプラハに本拠をおくTORSUSが開発しました。
一般的なキャンピングカーと比較して、全長が2~3メートル長いのが最大の特徴。この全長を活かして、大人4人がかなりゆったり生活できる室内空間を実現しています。
この室内空間のおかげで、運転席、キッチン&リビング・ダイニング、そしてベッドルームを壁できっちりと分けることが可能となりました。ベッドルームに横になったときに、ハンドルやシフトレバーなどが目に入らないので、リラックスして眠れます。また、この壁には調理中の匂いをカットする効果も期待できます。
リビングとの間に仕切りがあります
ルーフには衛星放送受信用のアンテナが。様々な場所でテレビ放送を受信して楽しめるようになっています。
「PRAETORIAN OVERLANDER」の良さは広さだけではありません。TORSUSはもともと、オフロード用のバスを製造していた企業。このため、「PRAETORIAN OVERLANDER」にはすぐれた悪路走破性が与えられています。
オフロード性能の高さで知られています
一般的なキャンピングカーは2WDシステムを採用しており、最低地上高も低く設定されています。でも「PRAETORIAN OVERLANDER」のドライブトレインは4WDシステムを採用しており、最低地上高は400ミリに設定されています。
アプローチアングルは32度、ブレークオーバーアングル41度、デパーチャーアングル26度を達成。また、最大渡河水深は90センチを実現しました。最大渡河水深は700ミリとされています。
エンジンは6.9L 直列6気筒ディーゼル。最高出力は240hpと控えめですが、最大トルクは925Nm。太いトルクでオフロードも力強く走行できます。
TORSUSは「PRAETORIAN OVERLANDER」を自社販売するのではなく、キャンピングカーメーカーにベース車両として供給する方針。すでにBus 4x4 Groupなどとの提携が決定しています。