小型電気自動車「バトラーカー」が東京モーターショーに出展され、同車両の試乗デモが実施される。速度10km/h程度で走行するEV「ミニマムモビリティ」の活用例として製造されたクルマ。

リモートコントロールできる「バトラーカー」、東京モーターショーに登場

「ミニマムモビリティ」は低速で走行し、サイズも小さいために運転が容易という特徴を持つEV。徒歩や自転車で移動しにくい地域での、新たなモビリティとなることが期待されている。例えば観光地や駅までの距離が遠いニュータウン、坂道が多い地域での利用が考えられる。


今回出展される「バトラー(執事)カー」は、ガイドやサービスマンがゲストを“もてなし”ながら送迎するミニマムモビリティ。格式の高いホテルや式場、神社仏閣などで、VIP を丁重に案内する“移動空間”として開発された。このため、「おもてなし」にふさわいしい外観とインテリアを備えている。

「バトラーカー」は、離れたところから車両を操作できるリモートコントロール機能も搭載している。この機能を使えば、クルマを降りてゲストを案内している間に、車両をリモコンで出口に移動させることが可能だ。

東京モーターショーではバトラーカーの試乗デモ展示が、シンボルプロムナード公園の「OPEN ROAD 超小型モビリティ試乗体験ゾーン」で実施される。また、東京ビッグサイト西展示棟3・4 ホールには展示ブースが設置され、VRゴーグルを装着した仮想試乗体験が可能となる。

第46回東京モーターショーは2019年10月25日から11月4日(一般公開日)まで東京ビッグサイト及びお台場周辺エリアで開催される。