愛車をカーゴバイクにする「AddBike」

「AddBike」は愛車をカーゴバイクにしてくれるコンバージョンキット。ヤマハ「TRICITY」のように車体を傾けてカーブを曲がれるので、一般的な自転車同様のスピードで走行できます。フランスビルールバンヌに本拠をおくAddBikeが開発しました。

愛車をカーゴバイクにする「AddBike」
愛車をカーゴバイクにするコンバージョンキット「AddBike」

自転車をカーゴバイクにするキットは、すでにいくつか販売されています。でもそれらには“前輪ブレーキが使用不能になる”か、“自転車に本来ついていたブレーキレバーを取り外し、カーゴバイク用と交換”しなければならない、という欠点を持っているものが多く存在しています。


「AddBike」の利用では愛車のフロントホイールを取り外し、その代わりに「AddBike」を装着します。ここまでは、同様の他製品とほぼ同じです。

愛車をカーゴバイクにする「AddBike」
愛車のフロントホイールを取り外し

愛車をカーゴバイクにする「AddBike」
「AddBike」を装着

「AddBike」が優れているのはここから。「AddBike」には専用のブレーキレバーが付属していて、これをハンドルバーにクランプで固定できる仕様になっています。これにより、自転車に付いていたブレーキレバーはそのままに、「AddBike」に装備されたデュアルディスクブレーキを利用可能となります。

このシステムは、シティサイクル、MTB、クロスバイク、ミニベロなど様々なタイプの自転車に「AddBike」を装着可能にしています。AddBikeではフランスのシェアサイクルで徐々に数を増やしつつある、水素自転車に「AddBike」を装着した画像も公開しています。

愛車をカーゴバイクにする「AddBike」
水素自転車もカーゴバイクに

走行時には、ヤマハ「TRICITY」のように、車体を傾けて曲がれます。前2輪が傾かないと、高速でコーナーに進入した際に車体がバランスを失い、転倒してしまうことも。このため、前2輪の自転車では低速走行を強いられることが多いのですが、「AddBike」であれば、一般的な自転車と同じスピードで走行できます。

愛車をカーゴバイクにする「AddBike」
前2輪が傾くことで高速走行が可能に

荷台部分には様々なアタッチメントが用意されています。アタッチメントを交換することで、荷物の運搬はもちろん、子どもを乗せて移動することもできるようになります。

愛車をカーゴバイクにする「AddBike」
買い物に便利なアタッチメント

愛車をカーゴバイクにする「AddBike」
子乗せ用アタッチメント

価格は850ユーロ(約10万2,000円)からとなっています。