オランダのスタートアップ企業Brekrが、電動バイク「Brekr Model B」を公開しました。デュアルバッテリー、軽量ボディ、電子排気音による安全な走行を特徴としています。
シート下をすべてバッテリー用エリアにしたのが最大の特徴。ここに重いバッテリーを装備したことで低重心となり、また重心をバイク中央~後ろ寄りに集中できたため、ハンドリングが軽快になりました。
バッテリーは2個装備できるシステム。1個だけでも50~80キロの走行ができます。通勤などであればこれで十分なので、通常はバッテリーは1個だけ使用してボディを軽く、取り回しを楽にできます。2個装備した場合は航続距離が100~160キロとなり、日帰りツーリングが可能に。ちなみに、バッテリーのフル充電に必要な時間は約5時間。取り外して室内で充電できます。
シンプルなフレーム構成ですが、サスペンションは装備。リアではフレームと平行にデュアルコイルオーバー式のショックが装備されています。フロントにはなぜか倒立フォークが装備されました。このバイクでスポーツ走行をする人がいるとは思えないのですが、格好良いのでよしとしましょう。
重さはわずか62キロ。ホンダ「モンキー」よりも軽量とされています(2017年発売「モンキー・50周年アニバーサリー」との比較)。これほど軽量でありながら、ディメンションは一般的な原付スクーターに近く、快適で軽快な走行を期待できます。
ディメンションは一般的なスクーター
電子排気音を装備。スピーカーから出力されるガソリンバイクのようなサウンドにより、周囲の歩行者、自転車クルマに電動バイクが接近していることを知らせて注意を喚起します。
Brekrは「Brekr Model B」の予約を同社公式Webサイト受付中。出荷開始は2020年春頃に予定されています。