「デリカD:5」のデザインでは、三菱のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」や縦型のマルチLEDヘッドライトが採用されており、一目で「デリカD:5」と分かるデザインとされました。
軽自動車である「eKクロス」でも「ダイナミックシールド」が採用されています。縦型の3灯式LEDヘッドライトが装備され、フロントフェイスだけ見ていると、サイズの違いもあり「デリカD:5と親子?」と思えるルックスに仕上げられています。
上記2台とは異なり、「eKワゴン」は軽ハイトワゴンのスタンダードなデザイン。可愛らしく上質な外観にまとめられています。
今回の受賞に際し、審査委員は「デリカD:5」を次のように評しています。
「基本設計は先代モデルを踏襲するものの、それを感じさせない内外装デザインの進化を達成したことを評価したい。時代分の安全性の強化とともに、ブランドとしての統一感を醸成するフロントマスクのデザインも採用しており、オーナーの満足度を高めるモデルチェンジを実現している」
また「eKクロス」「eKワゴン」については次のように評価しています。
「この2つのモデルは、内外装の一部変更という限定的条件のもとで最大限の差異を感じさせるアピアランス(見栄え)を達成している。顧客の多様化と自動車への興味が薄れている時代に於いて、開発投資を抑えつつデザインの力でバラエティーの提供に挑戦している点を評価した。特に『eKクロス』は、フロントフェイスの過多気味なデザイン要素をコンパクトなパッケージの中に巧くレイアウトしている」