メルセデス・ベンツ「CLA」「CLA シューティングブレーク」フルモデルチェンジ

メルセデス・ベンツ「CLA」「CLA シューティングブレーク」が6年ぶり(シューティングブレークは4年ぶり)にフルモデルチェンジを受け、8月27日に予約注文が開始された。ラインアップはディーゼルエンジンを搭載した「CLA 200 d」と、ガソリンエンジンを搭載した「CLA 250 4MATIC」の2モデル。

メルセデス・ベンツ「CLA」「CLA シューティングブレーク」フルモデルチェンジ

フロントエンドはサメの尖った鼻先を想わせるデザイン。実際よりも長く見え、シャープさが強調されている。ヘッドライトは上下方向に細いデザインによりワイドに見える造形。先代CLAのヘッドライトから引き継いだ、外側が膨らむ独特なデザインが、CLAであることを主張している。


メルセデス・ベンツ「CLA」「CLA シューティングブレーク」フルモデルチェンジ

サイドビューは高いウエストラインと流線形のルーフライン、細いサイドウィンドウなどにより、クーペスタイルが形成されている。サッシュレスウィンドウもメルセデス・ベンツのクーペであることを示している。

メルセデス・ベンツ「CLA」「CLA シューティングブレーク」フルモデルチェンジ

リアには上下方向に細く外側が膨らむデザインのコンビネーションランプが配され、ワイドさを強調するとともに、CLAのデザインの独自性を表現している。

インテリアは新型Aクラスの基本的デザインを踏襲したデザイン。ダッシュボードではインストゥルメントクラスター上方のカウルが廃止された。ワイドスクリーンディスプレイが、そのダッシュボードの上部に置かれている。エアアウトレットは、ジェットエンジンのタービンを思わせる形状。奥にカラーアクセントを配することで、アフターバーナーを想起させるデザインとされた。

メルセデス・ベンツ「CLA」「CLA シューティングブレーク」フルモデルチェンジ

室内空間は先代モデルと比較して前席の室内幅が35mm、後席の室内幅が44mm拡大。よりゆとりあるものとされた。前席ヘッドルームも17mm拡大され、クーペスタイルでありながら、快適な室内空間を実現している。

メルセデス・ベンツ「CLA」「CLA シューティングブレーク」フルモデルチェンジ

リアシートのバックレストは4:2:4分割可倒式を採用。様々な使い方に柔軟に対応可能だ。

メルセデス・ベンツ「CLA」「CLA シューティングブレーク」フルモデルチェンジ

前述の通り、エンジンは2種類をラインナップ。このうちディーゼルエンジンには最高出力150PS、最大トルク320Nmを発生する2.0L 直列4気筒ターボ「OM654q」が採用された。ターボチャージャーには可変タービンジオメトリーが採用されており、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にしている。

メルセデス・ベンツ「CLA」「CLA シューティングブレーク」フルモデルチェンジ

組み合わされるトランスミッションは新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション「8G-DCT」。様々な状況で最適なギアを選択し、環境性能や動力性能に貢献する。

ガソリンエンジンは最高出力224PS、最大トルク350Nmを発生する2.0L 直列4気筒ターボ「M260」。このエンジンに組み合わされる可変トルク配分型の四輪駆動システム「4MATIC」は、通常はほぼ100%前輪駆動で走行。オフロードや雪道などでは適切なトルク配分を行い、高い操縦性と走行安定性を確保する。

メルセデス・ベンツ「CLA」「CLA シューティングブレーク」フルモデルチェンジ

組み合わされるトランスミッションは7速デュアルクラッチトランスミッション「7G-DCT」。ダイレクトな変速を実現しながら、振動も抑えるセッティングが施されている。

メーカー希望小売価格はディーゼルエンジンを搭載した「CLA 200 d」が472万円で、ガソリンエンジンを搭載した「CLA 250 4MATIC」が534万円。「CLA 200 d シューティングブレーク」が482万円で、「CLA 250 4MATICシューティングブレーク」が544万円。納車はCLAが10月頃、CLAシューティングブレークは12月頃の予定。