ネスレのカプセルをリサイクルした「RE:CYCLE(リ:サイクル)」

お手軽だけど侮れない味の「ネスプレッソ」コーヒーメーカー。スイスの専門家が作り出したコーヒーが、鮮度を守るアルミニウム製カプセルに包まれて我々の元に届くのが、おいしさの秘密なのだとか。

ネスレのカプセルをリサイクルした「RE:CYCLE(リ:サイクル)」
アルミニウム製カプセルがおいしさの秘密

そのネスレがスウェーデンの自転車ブランドVelosophyと共同でシティサイクル「RE:CYCLE(リ:サイクル)」を発売しました。アルミニウム製カプセルを再利用してフレームを作っています。


ネスレのカプセルをリサイクルした「RE:CYCLE(リ:サイクル)」
カプセルをリサイクルしたフレームを持つ
「RE:CYCLE(リ:サイクル)」
…だじゃれか?

アルミはリサイクルしやすい素材として知られています。例えばアルミ缶のリサイクル率は、日本では10年以上80%超を続けています。

今回発売された自転車も、アルミがリサイクルしやすいことを活かしたもの。リサイクルに必要なエネルギーは新しくアルミニウム地金を製造する場合の3%とも言われており、省エネに貢献できます。

ネスレのカプセルをリサイクルした「RE:CYCLE(リ:サイクル)」
カプセルを集め

ネスレのカプセルをリサイクルした「RE:CYCLE(リ:サイクル)」
アルミ地金を製造
フレームに加工します

また、アルミは自転車のフレームによく使用される素材なので、フレーム加工に新しい技術が要らないのも「リ:サイクル」のメリットとなるそうです。

こうして作られた「リ:サイクル」は、パープルのフレームが鮮やかなシティサイクル。オーク材製のフロントバスケット内にはカップフォルダーが2つ装備されており、コーヒー好きにうれしい仕様とされました。

ネスレのカプセルをリサイクルした「RE:CYCLE(リ:サイクル)」
カップホルダー2個付き

もともと環境への負荷は低く、CO2削減の切り札と言われる自転車。その自転車フレームがリサイクル素材で作られている「リ:サイクル」は、環境優等生と言えるでしょう。

「リ:サイクル」は1,000台限定での販売。Velosophyのオンラインショップで購入できます。価格は1,290ユーロ(約12万3,000円)となっています。

ネスレのカプセルをリサイクルした「RE:CYCLE(リ:サイクル)」
コーヒーをバスケットにいれてGo!