Escapod「TOPO」2019年モデル

ティアドロップトレーラーにはメリットが一杯。小さいので使わないときにガレージの場所を取らない、軽いのでパワーの無いクルマでも牽引できる、牽引していてもドライビングにあまり大きな影響を与えない、などです。

一方でデメリットも。その最大のものは、大人二名の就寝がやっとというスペースの狭さでしょう。


「TOPO」はそのデメリットをルーフトップテントで解消するキャンピングトレーラー。米国ユタ州に本拠を置くEscapodが開発しました。

Escapod「TOPO」2019年モデル
Escapodによる「TOPO」2019年モデル

「ルーフトップテントは、クルマの上に装着するもの」という固定概念に捕らわれず、キャンピングトレーラーの上に設置してしまったのがこの製品のポイント。「クルマ+キャンピングトレーラー」か、「クルマ+ルーフトップテント」という構成が一般的ななか、「キャンピングトレーラー+ルーフトップテント」という、アドオン同士をくっつける発想が斬新な製品です。

Escapod「TOPO」2019年モデル
焼きそばと焼き飯をくっつけて「そばめし」的な?
…違いますねこの例え

移動時にはテント部分を畳むので風の影響などは受けず、一般的なキャンピングトレーラー同様に走行できます。到着後にルーフトップテントを設営すれば、4人から5人が就寝できます。

Escapod「TOPO」2019年モデル
移動時にはルーフトップテントを折り畳んで

Escapod「TOPO」2019年モデル
この状態でも大人2人が就寝できます

ティアドロップトレーラーとしてのスペックも高め。標準でキッチンなどが装備されているのは当然としても、オプションでシャワー(500ドル)、ポータブル冷蔵庫(900ドル)、ソーラーパネル(275ドル)などを追加できます。その他、ルーフトップテントが不要という人向けの、自転車用ラック(250ドル)やカヤックラック(200ドル)も用意されています。

Escapod「TOPO」2019年モデル
オプション豊富

大きなキャンピングトレーラーを置いておくスペースはないけど、4~5人でキャンプしたい。そんな人にとってEscapod「TOPO」は有力な選択肢の一つとなるかもしれません。

Escapod「TOPO」2019年モデル

価格は1万8,395ドルから。Escapodは小さな企業で月に3台くらいしか生産できないため、注文してから完成までには1年程度かかる点は了承して欲しいとのことです。