クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」

「Magenta(マゼンタ)」はクルマで牽引するタイプのタイニーハウス。利用する人だけでなく、見る人も楽しくさせる、三角屋根の小さな家です。

クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
クルマで牽引するタイプのタイニーハウス「Magenta(マゼンタ)」

外見はなぜか、西部開拓時代の米国の家のよう。ドアの隣には、煙突まで取り付けられています。そして外板はその名称通りマゼンタに塗装されました。


クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
塗装は目に痛いほど鮮やかなマゼンタ

室内には、ベッド、テーブル、ストーブ、ケミカルトイレ、キッチンを装備。室内は狭いのですが、その三角屋根な形状を活かして多くの収納が設けられています。例えば天井付近にはネットを使った収納が装備されました。

クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
室内にはベッド、テーブル、キッチンのほか

クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
ケミカルトイレも装備

クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
三角屋根を活用したネット収納も

ベッドは折り畳めばソファとして使えます。また、ベッド下にも収納が装備されました。

クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
ベッドは折り畳んでソファに

クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
ベッド下にも収納たっぷり

開発したのはチェコ プラハに本拠を置くPin-Up Houses。同社は「Magenta」について次のように述べています。

「『Magenta』があれば、そして道路があれば、あなたの心の望むどんな場所にでも行けます」

クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
道さえあれば、どこへでも

さて、海外のキャンピングトレーラーやタイニーハウスで問題となるのは、日本への発送。スタートアップ企業などだと、「日本へ配送した経験がない」という理由で断られてしまうこともしばしば。

でも大丈夫。Pin-Up Housesが販売しているのは、「Magenta」の設計図なのです。これをダウンロードして指示通りに材料を集めて組み立てれば、日本でも「Magenta」での旅を楽しめます。設計図は79ドルで購入できます。Pin-Up Housesによれば、設計図通りの材料を集めるにはプラハなら2,500ドル程度かかるそう。また、組み立てには3か月程度かかるそうです。

クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
素材だけでなく、工具なども指定した設計図が買えるのだとか

1つだけ注意しないといけないのはエアコンの設置。「Magenta」では暖房設備の設置は想定していますが、冷房設備の設置は考慮されていません。これはプラハの気候によるもの。プラハでは8月でも最高気温が23度程度なので冷房設備は無くても大丈夫なのだとか。一方、1月の最高気温は0度で最低気温はマイナス5度。「Magenta」はこの気候に合わせたデザインになっているので、日本で組み立てるときには配慮が必要になります。

クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
あの煙突につながった薪ストーブ
日本では不要かも?

キャンピングトレーラーをDIYするのは大変そうではありますが、組み立て後の車検取得なども含めて、楽しめる人にはとっても良い趣味になるかも?苦労して作った「Magenta」との旅は、より一層楽しいものになること間違いなしです。

クルマで牽引するキャンピングトレーラータイプのタイニーハウス「Magenta」
大変なのが、楽しい?