スマホでコントロールする電動サイクルキャリア「Albike Wox」

「Albike Wox」はスマートフォンでモニタリングできるサイクルキャリア。メキシコ在住のCarlos Albarran Nunezさんが開発した。

スマホでコントロールする電動サイクルキャリア「Albike Wox」
スマートフォンでコントロールするサイクルキャリア「Albike Wox」

吸盤を用いてクルマのルーフやリアに装着し、自転車を取り付けるサイクルキャリア。同様の製品はすでにいくつも存在しているが、吸盤にセンサーと吸引ポンプが付いているのが、他の製品と異なっている点だ。


スマホでコントロールする電動サイクルキャリア「Albike Wox」
吸盤にはセンサーと吸引ポンプが装備されている

使用するときには「Albike Wox」をクルマのルーフなどに置き、スイッチを入れる。すると吸引ポンプが作動し内部を真空に近い状態にして吸着力を発生させるという仕組みだ。スイッチオンから約6秒で十分な吸着力を発生できるという。

スマホでコントロールする電動サイクルキャリア「Albike Wox」
「Albike Wox」をクルマのルーフなどに置いてスイッチオン

スマホでコントロールする電動サイクルキャリア「Albike Wox」
吸引ポンプで「Albike Wox」が貼り付き自転車を積載可能に

利用が終了したらスイッチを切れば吸着力は失われ、「Albike Wox」を簡単に取り外すことができる。類似商品を使用する場合には吸盤がなかなか外れず、クルマを傷つけてしまうことも。だが「Albike Wox」であればそのようなリスクを低減できる。

スマホでコントロールする電動サイクルキャリア「Albike Wox」
取り外しも簡単

盗難を防ぐ「パーキングモード」を装備。このモードに設定しておけば、誰かが自転車を盗もうとしたときに本体から警告音が発せられる。同時にスマートフォンに通知が表示され、自転車が盗難の危機にあることがわかる。

吸盤で自転車を運ぶと聞くと、走行中に落ちてしまうのでは?と不安になる人もいるだろう。だがCarlos Albarran Nunezさんによれば「Albike Wox」の吸引ポンプはとても強力で、そのような心配はないという。

スマホでコントロールする電動サイクルキャリア「Albike Wox」
「思いこんだら試練の道を♪」

Carlos Albarran Nunezさんは現在、「Albike Wox」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では6,800メキシコペソ(約3万7,000円)で「Albike Wox」を入手可能だ。出荷は2020年1月に予定されている。

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