新型ポルシェ911が7月5日に販売開始される。

第8世代の新型ポルシェ911、7月5日発売

911は、1963年に初代モデルが登場したスポーツカー。約半世紀あまりを経て登場した第8世代では、いつでも快適に使える実用性とスポーツカーを操る喜びを高い次元で両立させた。


新型ポルシェ911の特徴は次の通り。

■道を選ばない高性能
新型ポルシェ911の最大の特長は、市街地、高速道路、ワインディングロード、そしてサーキットに至るまで、どんな道でも安心かつ快適な走行が楽しめること。これを実現するため、従来は一部モデルだけだったワイドボディを全モデルに採用。後輪のトレッドを拡大して安定性を高めた。

第8世代の新型ポルシェ911、7月5日発売

前輪のトレッドも全モデルで拡大。くわえてリアホイールを大径化し、4輪が路面を捉える能力を向上させて、道路や天候に左右されにくい安定したロードホールディングを実現した。

ボディにはアルミなどを多用して軽量化を図り、サイズ拡大に伴う重量増を相殺した。ボディ単体重量を先代より12kg軽い240kgとするいっぽうで、ボディの曲げ剛性とねじれ剛性はいずれも5%向上している。さらにリアスポイラーをはじめとする空力パーツを電子制御式とし、走行安定性と燃費のバランスを最適化した。

第8世代の新型ポルシェ911、7月5日発売

ドライブトレインでは、排気量3.0Lの水平対向6気筒エンジンを最適化して搭載した。ターボチャージャーを大型化して過給圧を高めたほか、吸排気系の効率を高めることで最高出力450ps、最大トルク530Nmを達成している。トランスミッションでは、エンジンの出力特性に合わせてチューニングされた8速PDKを採用した。

■安全運転支援システム
新開発「ウェットモード」を標準装備。路面の水を検知し、それに基づいてコントロールシステムを調整してドライバーに知らせる。

衝突被害軽減ブレーキや自動再発進機能付きアダプティブクルーズコントロールなどの安全運転支援システムを数多く用意した。レーンキープアシストも設定することで長距離ドライブに伴う疲労の軽減を図っている。

■デザイン
エクステリアデザインは、新型では曲線や直線をよりシンプルに表現するいっぽう、ワイドなボディを力強い造形で包み込むことで、存在感溢れるスタイリングを生み出した。

第8世代の新型ポルシェ911、7月5日発売

インテリアでは1970年代の911をモチーフとした水平基調でワイドな印象のダッシュボードを採用。中央には10.9インチの大型モニターを据えメーターパネルもセンターのタコメーター以外はデジタル化することで、先進性を採り入れている。

第8世代の新型ポルシェ911、7月5日発売

新型911の希望小売価格は「911カレラS」が1,666万円で「911カレラ4S」が1,772万円。「911カレラSカブリオレ」が1,891万円で、「911カレラ4Sカブリオレ」が1,997万円。