新型BMW 3シリーズに、ディーゼルエンジン搭載モデル「320d xDrive」が追加され、5月24日に販売開始された。また、プラグインハイブリッドモデル「330e M Sport」、直列6気筒エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「M340i xDrive」のプレオーダーも5月24日に開始された。


新型BMW 3シリーズは、2019年1月に発売されたプレミアムスポーツセダン。分割型から一体型へと進化を遂げたキドニーグリルや、4灯ダブルラウンドをモチーフとしたヘッドライト、Cピラーに組み込まれたホフマイスターキンクなどの新しいデザインコンセプトを採用している。

■320d xDrive

「320d xDrive」では、ディーゼルエンジンとxDriveの組み合わせにより、燃費性能の向上とダイナミックな走りを両立させた。


搭載される2.0L直列4気筒ツインパワーターボディーゼルエンジンに、低回転域と高回転域で切り替わる「2ステージターボシステム」を採用。低回転域での加速性を向上させている。

四輪駆動システム「xDrive」は、センサーが常に路面状況を検知し、電子制御で前後トルク配分を最適化することで安定した走行を実現する。安定した走行時には後輪にほぼ100％のトルクを配分して燃費効率を高めることも可能だ。

■330e M Sport

「330e M Sport」は、10.3kWhのバッテリーと最高出力83kWのモーター、2.0L直列4気筒BMWツインパワーターボエンジンを搭載したプラグインハイブリッドモデル。エンジンとモーターの組合せにより、最高出力215kW（エキストラブーストモード時）、最大トルク420Nmを発揮し、0-100km/h加速5.9秒を実現している。


電気モーターのみでも最高速度時速120kmでの走行が可能。航続距離は59kmとなっており、利用者に高い環境性能を提供する。

■M340i xDrive

「M340i xDrive」は、3.0L直列6気筒BMW Mツインパワーターボエンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル。公道での実用性とサーキット走行を両立させている。


最高出力285kW（387PS）、最大トルク500Nmを発揮し、0-100km/h加速は4.4秒を実現。サーキット走行を想定し「Mスポーツディファレンシャル」や「アダプティブMサスペンション」、「Mスポーツブレーキ」「Mテクノロジーパッケージ」を搭載している。


エクステリアはサテン調のクローム加飾を施した「キドニーグリル」や「ミラーキャップ」、「エアインテーク」を装備し、よりアグレッシブなデザインとされた。


メーカー希望小売価格は5月24日販売開始のディーゼルエンジン搭載モデル「320d xDrive」が578万円で、「320d xDrive M Sport」が629万円。プレオーダーが開始されており、納車は9月下旬となるプラグインハイブリッドモデル「330e M Sport」が654万円で、直列6気筒エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「M340i xDrive」が962万円。