スズキ「KATANA(カタナ)」が5月30日に日本で販売開始される。
新型「KATANA」は、1980年にケルンショーに出品された「GSX1100S KATANA」を原点とする大型二輪車。“日本刀をイメージしたデザイン”を継承しつつ、最新技術を取り入れて仕上げられた。
デザインでは、燃料タンクから車体先端まで、研ぎ澄まされた刀のようなラインが採用された。刀の切先をイメージしたLEDポジションランプや「GSX1100S KATANA」をイメージした角形のLEDヘッドライトにより、「KATANA」らしい顔つきに仕上げられている。
スズキで初めてスイングアームマウントリヤフェンダーを採用。リヤウィンカーとナンバープレートホルダーを下部に配置することで、凝縮感のあるデザインを実現した。
エンジンは「GSX‐R1000」の998cc直列4気筒をベースにしたもの。これを軽量アルミフレームの車体に搭載し、昂揚感のある加速と快適なライディングを実現した。
メーカー希望小売価格は151万2,000円。
■「KATANA」の主な特長
◆「KATANA」らしいデザイン
・マフラーを短くし、コンパクトなデザインと黒色塗装により引き締まった外観とした・エンブレムは「GSX1100S KATANA」と同じ意匠を継承している
・車体色には、銀「ミスティックシルバーメタリック」、黒「グラススパークルブラック」の2色が設定された。
◆高い基本性能と扱いやすさ
・エンジンは「GSX‐R1000」用水冷直列4気筒998ccがベース。これを低回転域での力強いトルクと高回転域でのパワフルな出力を持つエンジン特性へとチューンした・軽量で剛性の高いアルミフレームとアルミスイングアームを採用している
・フロントブレーキにはブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパーを装備した
・「トラクションコントロールシステム」を搭載。3つのモードの中から好みのモードを選択することで、より快適なライディングを楽しめる
・スタータースイッチをワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」を採用。また、ニュートラル時はクラッチレバーを握らなくても始動可能とした
・発進時や低回転走行時にエンジン回転数の落ち込みを抑制する「ローRPMアシスト機能」を搭載している