「Lumir K」は食用油で光るLEDランプ。韓国に本拠を置くLumirが開発した。
Lumirは2016年に「LUMIR C」を発表した企業。「LUMIR C」はキャンドルの熱で発電してLEDライトを点灯させるランプで、キャンドルの10倍以上明るい光を生み出せる。Lumirはこのタイプの製品ではパイオニアと言ってもよいだろう。
そのLumirが今回発表したのが「Lumir K」。わずか5mlの食用油で1時間LEDを点灯できるという。
油はオリーブオイルでもキャノーラ油でも、ひまわり油でもかまわない。どのような食用油であっても、キャンドルのおよそ100倍の明るさで周囲を照らすことができるという。
「LUMIR C」同様、電源がなくても、充電用バッテリーなどがなくても利用できる。太陽光発電を利用するランプとは異なり、天候に左右されないというメリットも。
利用シーンとしてはやはりキャンプだろう。キャンプには食用油を持って行くことが多いので、「ランプの燃料を忘れた!」といった哀しい事態が発生しにくい。
ランプの形状もキャンプ向きだ。ディナーを調理するときに手元を明るく照らしてくれる。食事時にも便利だろう。
「Lumir K」の商品化にあたり、Lumirは今回もクラウドファンディングを活用している。本稿執筆時点では、34ドルの出資+送料などで「Lumir K」を1個入手可能だ。出荷は2019年9月に予定されている。