トヨタ「プリウスPHV」が一部改良を受け、5月9日に販売開始された。


今回の一部改良では、乗車定員が従来型の4名から5名に変更されている。



また、クルマに蓄えた電気を住宅に供給する「ビークルツーホーム（Vehicle to Home:V2H）」システムが装備され、災害などの停電時に「プリウスPHV」を蓄電池として活用可能とされた。


「V2H」システムでは「プリウスPHV」の急速充電インレットに別売りの「V2H機器」を接続する。これにより、駆動用バッテリーに蓄えた電力を家庭用電力として利用できるようになる。


「V2H」システムでは、住宅の太陽光発電などで生じた余剰電力を車両の駆動用バッテリーに蓄電することも可能としており、電力需要の平準化効果が期待できる。


その他の改良点としては、安全・安心装備の拡充があげられる。駐車場から後退する際に左右後方から接近してくる車両を検知する「リヤクロストラフィックアラート」や、車両を上から見たような映像をナビ画面に表示する「パノラミックビューモニター」が新設定された。インテリジェントクリアランスソナーの設定も拡大している。



専用通信機「DCM」を全車に標準搭載。遠隔で走行アドバイスや車両診断を受けられる「eケアサービス」や「LINEマイカーアカウント」などのコネクティッドサービスを利用できる。

価格は「Aプレミアム“ナビパッケージ”」で426万6,000円。