ホンダの芝刈り機、世界最高スピード更新に向けて再始動 ― 190馬力の「Mean Mower V2」で時速150マイル(241キロ)を目指す

ホンダは芝刈り機「Mean Mower V2」を引っ提げ、芝刈り機による世界最速記録の更新に向けて再始動した。時速150マイル(241キロ)超えを狙うとしている。

ホンダの芝刈り機、世界最高スピード更新に向けて再始動 ― 190馬力の「Mean Mower V2」で時速150マイル(241キロ)を目指す
ホンダ、芝刈り機世界最速記録の更新に向けて再始動

ホンダ「Mean Mower」がワールドレコードを打ち立てたのは2014年3月8日のこと。最高スピードは時速187.60キロに達し、ギネス世界記録に認定された。ちなみに、このとき「Mean Mower」には、排気量1,000ccで109馬力のエンジンが搭載されていた。


ホンダの芝刈り機、世界最高スピード更新に向けて再始動 ― 190馬力の「Mean Mower V2」で時速150マイル(241キロ)を目指す
「Mean Mower」がワールドレコードを打ち立てたときの画像

「Mean Mower」の素晴らしさは世界一速いだけではなく、芝刈り機としての機能も失っていないところにある。さすがに時速187.60キロで芝を刈るのは不可能だが、時速24キロまでであれば走行しながらの芝刈りが可能だ。これは通常の芝刈り機の2倍以上の速度だという。

ホンダの芝刈り機、世界最高スピード更新に向けて再始動 ― 190馬力の「Mean Mower V2」で時速150マイル(241キロ)を目指す
時速187.60キロで芝生を刈ったら、街から芝生が姿を消してしまいそう

今回記録更新を目指す「Mean Mower V2」のエンジンは当時よりも大幅にグレードアップされた。なんとスーパーバイク「CBR1000RR Fireblade SP」の190馬力エンジンが搭載されている。「Mean Mower V2」の乾燥重量はわずか69.1キロのため、驚異的なパワーウェイトレシオを達成している。

CBR1000RR Fireblade SP
参考画像:CBR1000RR Fireblade SP

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その190馬力エンジンが搭載された「Mean Mower V2」
驚異的なパワーウェイトレシオ

一方で、クラッチや6速ドライブトレイン、LCDディスプレイなどは前回バージョンと同じものが搭載され、世界記録を樹立したマシンのDNAを受け継いだ。

ホンダの芝刈り機、世界最高スピード更新に向けて再始動 ― 190馬力の「Mean Mower V2」で時速150マイル(241キロ)を目指す
LCDディスプレイなどは前回と同じ

ホンダは「Mean Mower V2」による世界記録更新に向けたチャレンジについて、SNS(@HondaUKPower)を通じて伝えていくとしている。

ホンダの芝刈り機、世界最高スピード更新に向けて再始動 ― 190馬力の「Mean Mower V2」で時速150マイル(241キロ)を目指す
ホンダさんは、時速241キロで芝刈りに