3列シートのクロスオーバーSUV 三菱「e-Yi CONCEPT(イーイーコンセプト)」が上海国際モーターショーでアジア初披露される。

3列シートのクロスオーバーSUV 三菱「e-Yi CONCEPT」

「e-Yi CONCEPT」は、三菱独自の電動化技術、4WD技術、先進運転支援(ADAS)技術などを備えたコンセプトカー。三菱のブランド・メッセージ “Drive your Ambition” を具現化している。


フロントフェイスは、三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を進化させたもの。左右から中央に向かって包み込むバンパーのプロテクト形状とフロントグリル部を水平・垂直基調のスクエアなラインで構成している。

3列シートのクロスオーバーSUV 三菱「e-Yi CONCEPT」

リヤエンドは六角形に切り落とした形状。テールランプを水平に車幅いっぱいまで配置することで安定感のあるデザインとされた。

3列シートのクロスオーバーSUV 三菱「e-Yi CONCEPT」

フォグランプを配備した自動開閉するルーフボックスや、前後バンパーのアンダーガードを装備。オールラウンドクロスオーバーSUVにふさわしいイメージに仕立てられている。

インテリアでは、「ホリゾンタルアクシス」と名付けた水平基調のデザインを持つインストルメントパネルを採用。良好な前方視界と開放感を確保しただけでなく、オフロード走行時の車体姿勢の変化を直感的に捉えやすくした。

電動化技術では、「アウトランダーPHEV」で培った三菱独自のPHEVシステムを採用。バッテリーを車両中央フロア下に搭載し、モーターをフロントとリヤに搭載したツインモーター方式としている。エンジンには2.4LのPHEV専用ガソリンエンジンを搭載し、EV航続距離は70km以上(WLTP)、満充電・燃料満タンの状態からの総航続距離は700km以上(WLTP)とした。

4WD技術はフロントとリヤにモーターを搭載するツインモーター方式のフルタイム4WDとし、「ランサーエボリューション」で培ったノウハウを活かした前輪左右の駆動力配分をブレーキで制御するヨーコントロール(AYC) を採用。これらと四輪のブレーキ制動力、前後モーター出力の制御(ABS&ASC)を統合制御して、走る・曲がる・止まるといった運動性能を高める車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を採用している。

先進運転支援システム(ADAS)では、自動車専用道路での同一車線において、クルマ側がアクセル、ブレーキ、ハンドルを自動操作。ドライバーの疲労低減や自然渋滞の低減などに貢献する。

3列シートのクロスオーバーSUV 三菱「e-Yi CONCEPT」

上海国際モーターショーは4月16日から25日まで、上海の国家会展中心で開催される。