Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」

「Polydrop Trailer」は小型のキャンピングトレーラー。米国ロサンゼルスに本拠を置くPolydropsが開発した、走るカプセルホテルのような商品だ。

Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」
走るカプセルホテルみたなキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」

従来のキャンピングカーとは違い、都市にあっても違和感の無いスタイルが特徴。Polydropsはこれをアピールするため、オレンジのシボレーコルベットC4に「Polydrop Trailer」を牽引させた写真をイメージ画像として公開している。


Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」
小型車でも牽引可能

これは「Polydrop Trailer」が“観光地のリゾートホテル”のようなゴージャスなキャンピングカーではなく、“都市部のカプセルホテル”に近いコンセプトを持ったキャンピングトレーラーであることを示している。

Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」
街に合うデザイン

室内はすべてがベッドで埋め尽くされており、カプセルホテル感を高めている。ちなみに、ベッドのサイズは190x122x15センチで、ほぼセミダブルサイズだ。

Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」
室内はほぼすべてがベッド

室内にあるのはベッドのほか、収納とLEDライトとUSBポートのみ。“天井が高い家”が嫌いで、狭い場所が好きなカプセルホテル愛好家にはたまらない狭小住宅感にあふれている。

Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」
落ち着く~~

カプセルホテルはビジネスパーソン向けにデザインされていて、室内でPC作業ができるようになっているところも多いが、「Polydrop Trailer」もそのような設計とされている。

Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」
出張レポートだって書ける

ルーフにはソーラーパネルが取り付けられた。100Wと発電量は少なめではあるが、LEDライトやUSBポートに電力を供給するのであれば、これでも十分だという。

Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」
ルーフには小型のソーラーパネル
オフグリッド仕様

リアにはキッチンスペースが設けられている。サイズはかなり小さめ。だがコンロや匂いの強い食材などを就寝スペースに置きたくない人には、独立トランクのようなキッチンスペースはうれしい装備といえるだろう。

Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」
リアに設けられたキッチンスペース

「Polydrop Trailer」の重さはわずか345キロ。ブレーキなどは装備しなくてもよい軽さではあるが、安全のため油圧式のディスクブレーキが搭載されている。また、サスペンションも装備された。

Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」
ディスクブレーキやサスペンション装備

Polydropsの公式Webサイトで販売されている。価格は9,000ドル。

日本での販売についてPolydropsに尋ねたところ、同社は起業したばかりで現時点では海外輸出する余裕がないとの回答を得た。だがすでに日本からの引き合いは来ており、準備ができ次第、できるだけ早く日本への出荷を開始したいとのことだった。

Polydropsのキャンピングトレーラー「Polydrop Trailer」
奥さんに遠慮して、天井の高い家を建ててしまった方にもおススメ