BMW「Z4」が3月25日に販売開始された。約2年ぶりに復活したロードスター・モデル。

BMWのロードスター「Z4」、約2年ぶりに復活

新型「Z4」に採用されたソフト・ルーフ・トップは、時速50km以下の走行時でも10秒でオープン/クローズ可能だ。また、オープン/クローズ時共に281Lのトランク容量を確保している。


BMWのロードスター「Z4」、約2年ぶりに復活

エンジンには、最高出力145kW(197PS)、最大トルク320Nmを発揮する2.0L直列4気筒ツインパワー・ターボと、最高出力250kw(340PS)、最大トルク500Nmを発揮する3.0L直列6気筒M Performanceツインパワー・ターボの2つがラインナップされた。

BMWのロードスター「Z4」、約2年ぶりに復活

エクステリアデザインでは、新型「Z4」を際立たせる新コンセプトが採用されている。フロントフェイスではヘッドライトがボディの端に沿うように配置され、2個の光源は縦方向に配置された。

BMWのロードスター「Z4」、約2年ぶりに復活

キドニー・グリルにはメッシュ状のワイドなデザインが採用されている。

BMWのロードスター「Z4」、約2年ぶりに復活

リアでは、ボリューム感のある丸みのあるシルエットに、細長いデザインのL字型テール・ランプやシャープな形状のリア・スポイラー、水平方向に流れるプレスラインなどが採用された。

BMWのロードスター「Z4」、約2年ぶりに復活

インテリアはドライバー・オリエンテッドなデザイン。運転中のドライバーの集中力を妨げない位置に操作スイッチを配置し、10.25インチのコントロール・ディスプレイや、フル・デジタル・メーター・パネルなど視認性を高めたディスプレイを装備している。ヘッドアップ・ディスプレイを装備することも可能だ。

BMWのロードスター「Z4」、約2年ぶりに復活

車内ではマット・アルミニウム加工が施されたトリムが各部に採用され、洗練された上質な空間を実現している。外装デザインと室内空間の調和をもたらすため、ドア・トリム・パネルには、サイド・ボディの造形を模したデザインが採用された。これにより、ルーフを開けた状態での走行時も一貫して、「Z4」の世界観を保てるようになった。

BMWのロードスター「Z4」、約2年ぶりに復活

サスペンションは、「Z4 sDrive20i M Sport」にはM Sportサスペンションに加え、オプションで電子制御ダンパーを備えたアダプティブMスポーツ・サスペンションが装備可能だ。「Z4 M40i」にはアダプティブMスポーツ・サスペンションが標準装備され、さらにMスポーツ・ディファレンシャルが搭載されている。また、バリアブル・スポーツ・ステアリングが全車に標準装備された。

BMWのロードスター「Z4」、約2年ぶりに復活

メーカー希望小売価格は「Z4 sDrive20i」が566万円、「Z4 sDrive20i Sport Line」が615万円。「Z4 sDrive20i M Sport」が665万円、「Z4 M40i」が835万円。

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