トヨタ「ハイエース」海外向け新シリーズ、フィリピンで世界初披露

トヨタ「ハイエース」の海外向け新シリーズがフィリピンで2月18日に公開された。「バン」の他に「コミューター」と「ツーリズム」が用意されている。

トヨタ「ハイエース」海外向け新シリーズ、フィリピンで世界初披露

「ハイエース」は1967年に初代が発売されて以降、世界約150か国で販売されているバン。海外では主にアジア、中東、アフリカ、オセアニア、メキシコ、中南米地域で販売されている。


トヨタ「ハイエース」海外向け新シリーズ、フィリピンで世界初披露

今回フィリピンで発表されたのは、物流用だけでなく、送迎や観光用のミニバス等「乗客の輸送」での利用を想定したモデル。フィリピンでの発売後、新興国を中心とした国・地域に順次投入される。

トヨタ「ハイエース」海外向け新シリーズ、フィリピンで世界初披露

インテリアでは、用途に応じて複数の座席および荷室のレイアウトが用意された。搭乗人員は、「コミューター」では最大で17人とされている。

トヨタ「ハイエース」海外向け新シリーズ、フィリピンで世界初披露

新たに設定された「ツーリズム」では、快適装備と専用インテリアが採用されている。バンでは世界各国のパレットが搭載可能な荷室が確保された。

トヨタ「ハイエース」海外向け新シリーズ、フィリピンで世界初披露

走行性能では、環状骨格構造採用による優れたボデー剛性など、TNGAの設計思想に基づく新設計ボディーを採用。乗り心地、静粛性、安全性能を大きく向上させている。エンジンには2.8リッターディーゼルの「1GD」と、3.5リッターガソリンの7GRが設定された。

トヨタ「ハイエース」海外向け新シリーズ、フィリピンで世界初披露

なお、日本では従来モデルのハイエースの販売が継続される。