日産は、モントリオールモーターショー2019で「Altima-te AWD」を公開した。日産セダンに装備されたAWDの能力をアピールする目的でビルドされたワンオフモデル。
日産はこれまでにも、ローグやパスファインダーの無限軌道装着版を発表してきた。だがこれらの車種はいずれもSUV。カスタム後の姿を見ても、それほど違和感はない。
車高も高く、その形状からも違和感は少ない
だが今回公開される「Altima-te AWD」のベースは、ミッドサイズセダンの「アルティマ」。これに、いつものようにAmerican Track Truck「Dominator」のトラックシステムを装備したものだ。
「Dominator」のトラックシステムは、「タイヤを交換するように、誰にでも簡単に無限軌道を装着できる」ものとして知られている。とはいえそれでもセダンに装備すると違和感が残る。American Track Truckはセダンに「Dominator」トラックシステムを装備した画像を公開しているが、その姿はまるでオイル交換や整備のため、ジャッキアップしているようだ。
走破性に問題は無いが、違和感が残るルックスに
だが日産は、アルティマに180ミリのオーバーフェンダーを装着。違和感をかなり解消した。リアはまだジャッキアップ感が残っているが、フロントフェイスはなかなかにクールだ。
違和感をかなり解消した
こうしてカスタムビルドされた「Altima-te AWD」は、「Dominator」トラックシステムによる無限軌道と、80ミリアップした車高により、高い雪道走破性を獲得した。
「Altima-te AWD」はモントリオールモーターショーでの公開後は、2月にトロントで開催されるカナダ国際オートショーにも出展される。