「マークX“GRMN”」は、TOYOTA GAZOO Racingが手がけるスポーツカーシリーズ「GR」の頂点に立つ数量限定モデル。初代モデルは2015年に限定100台で販売されたが、あれから約3年の歳月を経て今回の2代目の誕生となった。
ドライブトレインは、V6 3.5L自然吸気エンジンと6速マニュアルトランスミッションの組み合わせ。FRスポーツならではのパフォーマンスを追求している。
“FRセダン MT車”に対する期待に応える
快適なシフト操作を実現するために、リヤデファレンシャルギヤ比の変更や操作系のチューニングを実施。トランスミッションとのマッチングを図るため、エンジンの出力制御特性などの専用チューニングも施された。
ボディ剛性をさらに高めるため、元町工場で全25か所にもおよぶスポット溶接打点の追加が実施されている。さらに、新開発のアブソーバーを用いた専用のサスペンションやEPSのチューニングなどにより、意のままのレスポンスを実感できるクルマに仕上げられたという。
外装では、フロントバンパーなど光輝部品加飾のダーク化、4本出しマフラー、19インチBBS製鍛造アルミホイール&前後異サイズタイヤといった専用装備が目を引く。また、リヤスポイラー、ブレーキキャリパー(ホワイト塗装、フロントGRロゴ付)&スポーツブレーキパットなど、GRセダンらしいデザイン・パーツが装着された。
ブレーキキャリパーはホワイト塗装でGRロゴ入り
内装では、カーボン調加飾とピアノブラック塗装を組み合わせたインストルメントパネル、ウルトラスエード表皮の専用スポーツフロントシートなど、ブラックを基調とし、走る気分を高める室内とされている。
走る気分を高める室内
カーボンルーフパネルをオプション(27万円)で設定。10Kgの軽量化と重心を下げる効果により、より俊敏な走りを楽しめる。
メーカー希望小売価格は513万円(消費税込み)。なお、「マークX“GRMN”」は1月11日から13日まで開催される東京オートサロンに出展される。