3列シートのクロスオーバーSUV マツダ「CX-8」が商品改良を受けた。エンジンラインアップの拡充、操縦安定性や安全性能の向上などがなされている。

マツダのSUV「CX-8」が商品改良

「CX-8」は、同社による国内向けSUVラインアップの最上位モデル。6人または7人が乗れるパッケージングで利便性を提供しながらも、所有欲を満たす格好良いデザインを実現した。


マツダのSUV「CX-8」が商品改良

エンジンラインアップの拡充では、既存のクリーンディーゼルエンジンに加え、ガソリンエンジン2種が追加された。2.5リッター直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」では、力強く上質な走りを実現している。自然吸気の2.5リッター直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」では、街乗りで安心して運転できる扱いやすさが追求された。

マツダのSUV「CX-8」が商品改良

操縦安定性では、「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC プラス)」を装備。これは「G-ベクタリング コントロール(GVC)」を進化させたもので、ハンドルを切った際の制御に加え、ハンドルを戻す際の制御を追加。高速走行での車線変更時や滑りやすい路面での車両の挙動を安定させる。

マツダのSUV「CX-8」が商品改良

安全性能では、衝突回避軽減ブレーキに夜間時の歩行者認知機能が追加された。

その他、3列目シート周りの静粛性の向上などが図られている。

メーカー希望小売価格は、XD L Packageの2WD車で422万8,200円(消費税込)。予約受付はすでに開始されており、販売開始は11月29日に予定されている。

マツダのSUV「CX-8」が商品改良

■「マツダCX-8」主な改良点

◆パワートレイン、操縦安定性、乗り心地、静粛性
・2.5リッター直列4気筒直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」、自然吸気の2.5リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」を新設定
・「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC プラス)」を全車に標準設定

◆安全性能と利便性
・アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートに夜間歩行者検知機能を追加
・360度ビュー・モニターを25S L Package、25T L Package、XD L Package、XD PROACTIVEの各グレードに標準設定
その他のグレードにもメーカーオプション設定
・コネクティビティシステム「マツダ コネクト」がApple CarPlay、Android Autoに対応

◆デザイン、質感、快適性の向上
・エアコンパネルデザインと各種スイッチ・ダイアルのデザインを一新
・17インチと19インチアルミホイールの塗装を新色に変更

マツダのSUV「CX-8」が商品改良 - ガソリンエンジンモデル追加

◆室内における快適性・静粛性の向上
・前席センターコンソールのアームレスト高を約15ミリ低くし、自然な着座姿勢を実現
・3列目周辺の遮音性能を強化

◆「L Package」専用装備
・前席シート両側に「シートベンチレーション」機能を搭載
・鏡面側の縁取りをなくしたフレームレスインナーミラーによる視野拡大
・インテリアの照明を白色LEDで統一
・シフトノブ周辺へのダウンライト、および前後席への足元照明を採用
・3眼メーター中央に7インチのフルカラーTFT液晶を用いた「7インチマルチスピードメーター」を採用

マツダ「CX-8」「7インチマルチスピードメーター」