スティーブ・マックイーンがバイクで捕虜収容所のフェンスを飛び越えるシーンにインスパイアされた一台。「Scrambler-s」にまたがったライダーたちが、日常生活を送る快適な場所から“脱走”し、冒険を始めたくなるような、そんなルックスを目指してデザインされた。
基本の構造は同社の前モデルとあまり変わりはない。だがスティーブ・マックイーンのバイクに似せるため、ヘッドライトの形状などが変更されている。
タイヤはオフロード用のSCHWALBE Black Jack。舗装路からダートロードまで、気持ちの良いトラクションを提供する。
Vintage Electricの電動バイクはV型エンジンを模したバッテリーケースで知られている。「Scrambler-s」はそのバッテリーケースに内蔵されたバッテリーを1,123Whに増強。1回の充電で121キロの走行を可能にした。これは週末には「Scrambler-s」で遠くまで足をのばしてほしいという開発メンバーの願いが込められた仕様だ。
Vintage ElectricのCEOであるScott Brownさんは、「Scrambler-s」は「狼の皮を被った狼」だと説明している。荒々しく見えて実際に荒々しく、速そうに見えて本当に速い電動バイクだからだそうだ。
価格は6,995ドルから。日本への送料は無料。
日本の公道を走るには保安部品を追加してナンバーを取得する必要がある。だが、保安部品などを付加した場合でも、必ずしもナンバーを取得できるとは限らない点には留意されたい。