世界最小・最軽量を謳ってデビューした電動バイク「URB-E」。その後、どうなったのか気になっている人も多いのではないだろうか?

折り畳み電動バイク「URB-E」
折り畳み電動バイク「URB-E」

「URB-E」はその後ニューモデルをリリース。米国では、Amazon.comで購入可能になっている。この手の乗り物は、次々と新しいものがでてきたため、現在ではすでに世界最小・最軽量ではなくなってしまってはいるが、それなりの売れ行きを示しているようだ。


米国では、Amazon.comで購入可能に
米国では、Amazon.comで購入可能に

「URB-E」は、電車の駅などから最終目的地までの「ラストマイル」移動向けに作られた電動バイク。折り畳むと旅行用スーツケース程度のサイズとなり、電車やバスへの持ち込みが容易なのが特徴。

折り畳むと旅行用スーツケース程度のサイズに
折り畳むと旅行用スーツケース程度のサイズに

また、折り畳み/展開には1秒程度しかかからないのも、売りの1つだ。

折り畳み/展開に必要な時間は1秒程度
折り畳み/展開に必要な時間は1秒程度

現在米国のAmazon.comで販売されているのは、「URB-E BLACK LABEL」と呼ばれるモデル。「もっとトルクを、もっとパワーを」がキャッチフレーズのこのモデルは、従来のモデルと比較して、搭載されたモーターのパワーや最高速度は変わっていない。だが、“スポーツチューニング”が施されたことで、よりパワフルに感じられる走りを実現したそうだ。

Amazon.comで販売中のニューモデル「URB-E BLACK LABEL」
Amazon.comで販売中のニューモデル「URB-E BLACK LABEL」

折り畳み時のサイズは43x49.5x94センチで、重さは16キロ。バッテリーの充電に必要な時間は約4時間で、最長で32キロまでの移動が可能だ。

重さは16キロ  プロトタイプ時よりも、少し重くなった
重さは16キロ
プロトタイプ時よりも、少し重くなった

米国Amazon.comでの「URB-E BLACK LABEL」に対するカスタマーレビューは全部で48件。81%が5つ星を付けている。家庭用のAC電源で充電できるのでガソリンスタンドに行く必要が無い点。一般的なバイクと違って、オイル交換などのメンテがほとんど不要な点などのメリットが評価されている。また、「1秒での折り畳み」などのギミックが楽しいとして高い評価をしている人も多い。

多くの購入者が「URB-E」に満足している
多くの購入者が「URB-E」に満足している

そのような電動バイクが、Amazon.comで簡単に買え、届いたその日からヘルメットなども不要で乗れてしまうのだ(ニューヨークなど、一部の都市を除く)。このあたり、米国在住の人を少しだけうらやましいと感じてしまう。

届いたその日から、すぐにノーヘルで乗れるというメリットも
届いたその日から、すぐにノーヘルで乗れるというメリットも

さてこの「URB-E」、日本で公道を走行するにはナンバーの取得、ヘルメットの装着、自賠責保険への加入などが必要となるだろう。だが、道路運送車両としての保安基準をパスできるかには疑問も残る。パスしなかった場合、ナンバーを取得できない点には留意されたい。

もし日本で利用するとすれば、オフィスの敷地内や、キャンパス内での移動に適しているかもしれない。

オフィス内での利用例:あるミーティング場所から
オフィス内での利用例:あるミーティング場所から

別のミーティングルームへ
別のミーティングルームへ

キャンパス内の移動にもぴったり
キャンパス内の移動にもぴったり