欧米では、自動車での通勤を取り止め、公共の交通機関と自転車・スケートボードなどを組み合わせた通勤に切り替える人が増加中。だが最近は欧米でも電車やバスなどの混雑状況が悪化しており、ラッシュ時に自転車などを載せるのは難しい地域がでてきている。
図中、青のルートで「w」を使用する
ラッシュ時に自転車を持ち込むのははばかられる地域が増えてきた
「w」は、腰に巻いて装着できるキックスケーター。ちょっと(だいぶ?)ごついベルト風のルックスなので、周囲の人から白い目で見られることなく、電車に持ち込むことができる。
「w」が腰に巻ける理由は、バー部分が巻き簾状になっているため。だがこの構造を採用したことで、強度はかなり落ちてしまっている。華麗なトリックを決めるのではなく、通勤専用に設計されたキックスケーターと言って良いだろう。
実際に走行している映像を見ると、キックスケーターというより、ローラースケートを片足にだけはめて走行しているかのよう。デッキ部分のホイールベースが極端に短く、両足を載せられないためそう見えるのだろう。この短いホイールベースによって重さ約2.3キロを実現してはいるが、一方で、長距離移動は疲れてしまいそうでもある。
出荷は2016年5月を予定している。ブレーキの有無などが確認できないため、現時点では、日本の“交通の頻繁でない公道”での走行が可能かどうかは不明だ。