納車まで1年待ちとも2年待ちとも言われている“行列のできる”クルマ「BMW i8」。そのクルマにいつでも会えるショールーム「BMW i Megacity Studio(メガシティ・ステュディオ)」が9月4日にオープンしました。
BMW i8は、「スポーツカーを所有したいけど、大排気量のエンジンが生む音や排気ガスで近所の人に嫌われたくはない」と考える人にピッタリの“エコなスポーツカー”。ルックスは高出力、高排気量、高燃費の「三高」カーのように見えますが、実際に搭載されているのは1.5リッター直列3気筒エンジンにeDriveテクノロジーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステム。高出力でありながら、低排気量、低燃費な“エコカー”なのです。
とはいえ、そのエクステリアは本格的なスポーツカー。ロングホイールベースやショートオーバーハング、そしてエアロダイナミクスを意識した様々な意匠は、i8が紛うことなきスポーツカーであることを主張しています。
外観上の最大の特徴は、そのシザー・ドア。子どもの頃、誰もが一度は憧れたであろう跳ね上げ式のドアが、“エコカー”に取り付けられているというのはとても不思議です。不思議ではありますが、それでもシザー・ドアを跳ね上げて、シートに身体を滑り込ませると、心が浮き立ってしまうのも、また事実。スポーツカーのわかりやすいアイコンとしてシザー・ドアを取り付けたBMW iデザイナーの方に感謝しましょう。
これを跳ね上げて
心が浮き立ちます!
シザー・ドアは、カーボン・ファイバー製。このため、女性でも片手で楽に開け閉めできます。
長距離ドライブをする上で気になるのはラゲージの容量。i8のトランクは、ボストンバッグ1個分程度の容量しかありません。でも大丈夫。リアシートも荷物置き場として活用すれば、一泊分の荷物は十分に積めるでしょう。
まずリアゲートを跳ね上げ
そう、リアシートはあくまで荷物を乗せるためのもの。人を乗せるのは、ちょっと難しいことは知っておく必要があります。
こんなi8をじっくりと眺められるのは、日本ではこのショールームだけ。お値段ざっくり2,000万円という地方の建売住宅並みのスーパーカーに興味を持ってしまった方が実車を見てみたいと考えた場合、「BMW i Megacity Studio」を訪れるしかありません。場所は虎ノ門ヒルズの正面。行列のできる立ち食い蕎麦屋「そば処港屋(MINATOYA)」のすぐそばです。
土日は営業していないのでご注意を!
(注:画像は「そば処港屋(MINATOYA)」ではなく、「BMW i Megacity Studio」です)
また、このショールームではi8だけでなく、電気自動車i3も展示されています。i3は眺めるだけでなくて、試乗も可能。10月からはi3を利用したカーシェアリングもスタートするので、仕事や旅行で利用することができます。i8はプレミアムでエコなプラグインハイブリッドスポーツカーですが、i3はこれまでのクルマとはまったく異なった走行体験のできる電気自動車。実際に乗ると、想像以上に楽しい一台です。
乗ると、本当に楽しいクルマです!
i8とi3の2台が展示室に並ぶショールーム「BMW i Megacity Studio」。虎ノ門を訪れたときには立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
■「BMW i Megacity Studio」概要
所在地:東京都港区西新橋2-16-6
車両展示台数: 2台
営業時間:10時~20時
定休日:月曜日(年末年始はクローズ)
備考:本記事中で“エコカー”は、「燃料消費量と排出ガスを抑えたクルマ」という意味で使用されています。「エコカー減税対象車」という意味ではありませんので、ご了承ください。