9月19~23日の大型連休、いわゆる「シルバーウィーク」は、5月のゴールデンウィーク並に交通渋滞が多く発生しそうだ。高速道路各社が予測をまとめた。

NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、JB本四高速、日本道路交通情報センターが明らかにした。


10km以上の渋滞はこの期間中、下り線で116回、上り線で156回、合計272回は発生する見込み。起きる確率が高いのは下りの場合9月20日、上りは9月22日だ。

10km以上の渋滞予測回数
10km以上の渋滞予測回数

特に長い渋滞が発生しやすそうな日時、場所を見ると、東日本では関越自動車道の下り線で9月20日8時頃、花園IC(インターチェンジ)付近で何と50km続きそうだという。また関越の上り線では22日16時頃、高坂SA(サービスエリア)付近。こちらは45kmにわたるそう。

特に長い渋滞の予測
特に長い渋滞の予測

高速道路各社は、対策として「渋滞発生の予測が出ている時間帯を避けること」あるいは「夜間から早朝にかけて移動すること」など基本的な戦術を挙げている。各社によると、ゴールデンウィーク中の5月3日に行った実験ではなかなか効果があったそう。東北道の川口JCTから那須ICまで移動した場合、朝8時に出発すると、所要時間は約3時間53分で、通常時より2時間21分も多かったが、15時に出発すると所要時間は約1時間44分で、通常時との差は12分にとどまった。