旅行の時の必需品スーツケース。でもその中身は衣類でごちゃごちゃになりがちですよね。収納ケースなどで分類しても、どこに何が入っているのかわからなくて、イライラが募ることがあります。

「ShelfPack」はこのイライラを解消してくれるスーツケース。内部に4段の収納ラックが組み込まれた“持ち運べるクローゼット”です。



開発したのはソフトウェアエンジニアのKen McKabaさん。McKabaさんは仕事柄出張が多く、ホテルに到着するたびにスーツケースから衣類を取り出してホテルのクローゼットに収納、翌日にはまた衣類をクローゼットからスーツケースに戻すという生活を続けていたのだそう。この作業にうんざりしたMcKabaさんは、クローゼットを持ち運んでしまえば、スーツケースとクローゼットの間で衣服を移動させる必要がなくなると考え、「ShelfPack」の開発を思い立ったそうです。


「ShelfPack」の外観は一般的な旅行用スーツケースそのもの。でも、その内部には、伸縮可能な支柱が2つ取り付けられています。この支柱を伸ばし、収納ラックをひっかければホテル内に自分専用のクローゼットが出現する、という仕組みです。


4段のラックは、一番下に下着、その上にシャツ、その上にはセーターなど、衣類を分類して収納可能。また、家族で旅行する場合には、子どもが一番下の段で、一番上がお父さんの衣類といった分類も可能になります。


サイズは、スーツケース形態のときには高さ35.6x幅66x奥行き45.7センチ。でも、クローゼットとして使用する際には、高さが1メートル7センチとなります。


McKabaさんは現在、「ShelfPack」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。300ドル出資することで8月に出荷されるアーリーバード版を入手できます。250ドルの出資で11月出荷のセカンドデリバリー版を入手することも可能。キャンペーン終了後の市販価格は350ドルとなる予定です。

なお日本への配送には、配送料が最大で550ドル必要となる場合があるのだそう。購入希望の方は、どこかの代理店さんが日本で販売してくれるのを待った方が良いかもしれません。