JR東日本の山手線にある電光掲示板をかたどったおしゃれな腕時計が、インターネット上で大きな話題を呼んでいる。口コミが口コミを呼び、メーカーのシーホープのもとには注文が殺到。同社も「最初は何の理由か分からなかった」と驚くほどだ。

山手線の電光掲示板そっくり!(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)
山手線の電光掲示板そっくり!(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)

「電車がまいります」だって!(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)
「電車がまいります」だって!(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)

発端は7月22日、とあるTwitterユーザーが「久々に会った妹がクッソオシャレな時計しててお兄ちゃんの物欲を猛刺激中…」と、腕時計の写真を投稿したことにある。


この腕時計、山手線の駅ホームにある電光掲示板を模しているだけでなく、液晶画面に時刻とともに「電車がまいります」と文字が浮かぶなど、細かい作り込みが素敵。通勤や通学で同線を利用している人なら見ているだけで親しみが沸いてくるデザインだ。

さっそく、Twitter上では多くの人がリツイート(引用)し、その数はわずか1日で2万回を超えてしまった。

件の製品を開発したのは、ユニークな腕時計のメーカーとして知られるシーホープ。JR東日本から許諾を得て数年前に立ち上げたシリーズだが、あらためて多くの注目が集まっていると知って驚いているもよう。

シーホープによると、電光掲示板型腕時計は次のようなラインアップがある。まず山手線の駅バージョン(東京、恵比寿、品川、池袋、新宿)、それに京浜東北線の駅バージョン(横浜、桜木町、秋葉原、上野、大宮) そして中央線の駅バージョン(立川、新宿、吉祥寺、中野)だ。

京浜東北線(左)、中央線(右)バージョンもある。在庫は少ない(画像出典:シーホープ)
京浜東北線(左)、中央線(右)バージョンもある。在庫は少ない(画像出典:シーホープ)

特に山手線の新宿駅バージョンは、旧型の電光掲示板をかたどった形状違いのモデルで、希少価値が高く、すでに完売してしまっているそう。ほかも在庫が多くないが、通販の窓口には注文が殺到中。7月23日時点ではまだ注文を受け付けているものの、途中で打ち切る可能性が高いとしている。

なお、シーホープでは再度、同シリーズの新バージョンも検討していくとのこと。次はどんな路線が登場するのか楽しみになってしまう。