昨年話題となった立ちゴケしない自転車用ペダル「MagLOCK(マグロック)」。これはシューズの固定にマグネットを使用する新発想の「ビンディングペダル」で、初心者でも簡単に取り付け/取り外しが可能なものだ。
「MagLOCK」利用時には、サイクルシューズの裏面に専用のマグネットを取り付ける。このマグネットがペダル内のマグネットと引き合ってシューズを固定する仕組みだ。マグネットの吸着力は最大23キロ。ヒルクライム中に引き足を使っても外れることはほとんどないという。だが足を横に捻れば簡単に外れるので、初心者でも「立ちゴケ」することはない。また、「MagLOCK」は一般的なビンディングペダルとは異なり、スニーカーなどでも利用できるというメリットも持っている。
真上方向への引っ張りには強い
(画像は以前のバージョン)
(画像は以前のバージョン)
(画像は以前のバージョン)
(画像は以前のバージョン)
開発者のDavid Williamsさんは昨年、「MagLOCK」の市販化に向けてkickstarterで出資者募集のキャンペーンを開始した。だがキャンペーンは失敗。今年5月販売開始というWilliamsさんの夢は潰えたかに見えた。しかしWilliamsさんは現在、再びkickstarterによるキャンペーンにチャレンジしている。
Williamsさんは、前回のキャンペーンが失敗した理由は「MagLOCK」のデザインにあると分析。そこで今回は機能などはそのままに、デザインの改善を図った。軽量化もなされている。旧バージョンでは2つで1,540グラムだった重さが、今回のバージョンでは500グラム以上軽量化され974グラムとなった。
確かに、このデザインは微妙だ
このデザインなら愛車に取り付けても恥ずかしくない?
「MagLOCK」入手に必要な出資金額も低く抑えられた。前回キャンペーンでは175ドルの出資が必要だったが、今回は120ドルで入手可能だ。
新たなキャンペーンでは、すでに前回キャンペーンでの調達額を上回る金額を集めており、成功への期待が高まっている。成功した場合、出荷は2015年の10月頃になる予定だ。