日産自動車の「セレナ」に、ワンタッチオートスライドドアなどを備えた特別仕様車3種類が設定された。「ハイウェイスター Vセレクション+Safety II」「ハイウェイスター Vエアロモード+Safety II」「20X Vセレクション+Safety」だ。


■ハイウェイスター Vセレクション+Safety II



こちらはベース車に対しLEDヘッドランプ、車体両側の挟み込み防止機構付きワンタッチオートスライドドアを追加している。2WD車では16インチアルミホイールも履く。



これに加え安全性を高める「アドバンスド セーフティ パッケージ」を標準装備する。内容は移動物検知機能が付いた「アラウンドビューモニター」「ディスプレイ付自動防眩式ルームミラー」「踏み間違い衝突防止アシスト」「フロント＆バックソナー」「ふらつき警報」などだ。希望小売価格は2WD車の場合279万9,360円（税込、以下同じ）、ベース車に比べ15万7,000円高に抑えた。

■ハイウェイスター Vエアロモード+Safety II


前述のVセレクション+Safety IIに、さらにLEDイルミネーションを組み込んだフロントプロテクター、専用ダーククロムグリル、専用パワーウインドウスイッチフィニッシャーを付けている。希望小売価格は2WD車で283万9,320円と、ベース車に比べ19万7,000円高だ。




■20X Vセレクション+Safety


車体両側に挟み込み防止機構付きワンタッチオートスライドドアを標準装備したものとなる。希望小売価格は2WD車で250万6,680円と、ベース車に比べ5万4,000円高だ。

このほか要望の多かったPTC素子ヒーターと前席ヒーター付シートを一部にオプション設定するほか、ディーラーオプションのカーナビゲーションシステムを選んだ人向けの「日産オリジナルナビ取付パッケージ」を全車にオプション設定している。


また防水シート地やロングアシストレール、バックドアインナーフックなどを装備する「クロスギアパッケージ」には、PTC素子ヒーターと前席ヒーター付シートを追加している。今回の特別仕様車にも同パッケージをオプション設定した。

ボディカラーでは、タイガーアイブラウンを廃止し、シャイニングブルーを新規に採用している。


特別仕様車は2WDの場合「平成32年度燃費基準」の達成と「平成17年基準排出ガス75％低減レベル（SU-LEV）」認定を果たし、「エコカー減税」による自動車取得税60％、自動車重量税50％減税の対象となる。4WD車は自動車取得税40％、自動車重量税25％の減税だ。

なお、日産自動車の関連会社オーテックジャパンは併せて､セレナのカスタムカー「ライダー」シリーズの仕様を一部変更し、特別仕様車を設定している。希望小売価格は299万7,000円から。