英国の金装飾メーカーGoldgenieは、純金メッキ加工された一輪車「24k Gold Plated Segwheel」を販売開始した。価格は2万8,000英ポンド(約544万円)。


欧州や米国では、環境保護や渋滞緩和のためにクルマの利用を止め、公共の交通機関を利用する人が増えている。そしてこれにともない、電車の駅やバスの停留所から目的地までの“ラストマイル”を移動するための持ち運び可能な乗り物が次々発表されている。


「24k Gold Plated Segwheel」も、そのような“ラストマイル”用の乗り物。充電式のバッテリーを備え、モーターで走行する。ハンドルもブレーキも搭載されていないが、セグウェイと同様、搭乗者の重心移動でコントロールが可能だ。一輪車なので不安定そうだが、ジャイロセンサーが搭載されているので、スイッチが入っていれば自立する。最高時速は約18キロで、45分間の充電で走行可能な距離は12キロと、“ラストマイル”移動用の乗り物としては、至って普通のスペックを持っている。


唯一普通でないのがその外観。「24k Gold Plated Segwheel」の表面には、厚さ約5ミクロンの純金メッキが施されているのだ。さらにサイド部分は、金色のニシキヘビの皮で装飾されている。

表面は純金メッキ  サイド部分は金色のニシキヘビの皮で装飾されている
表面は純金メッキ
サイド部分は金色のニシキヘビの皮で装飾されている

販売元のGoldgenieは、「24k Gold Plated Segwheel」は、環境保護と最新のイノベーションに強い関心を持ちつつも、豪華な外観を好む電車/バス通勤者にぴったりの贈り物だと述べている。

なお、「24k Gold Plated Segwheel」は購入者の希望でカスタマイズが可能。金に糸目をつけないという人は、ダイヤやその他の宝石でより豪華に装飾可能だ。

GoldgenieのCEOであるLaban Roomes氏は、「24k Gold Plated Segwheel」で街を走行するデモ映像を公開している。映像は、街を走るクルマのほとんどよりも「24k Gold Plated Segwheel」の方が高価なのだが、まったくそのようには見えないという非常に興味深い仕上がりとなっている。


24金のSegwheel