新型「MINI Clubman」が発表された。日常の使いやすさ、長距離ドライブへの適性、多目的性、乗り心地の良さにおいてMINI史上最も優れた資質を備えている。


新型「MINI Clubman」は4枚のサイドドアとリア・スプリット・ドアを装備。先代モデルに比べ拡大されたボディ・サイズにより、5名がきちんと乗員できるシートが備えられた。ボディ・サイズはMINI 5ドアと比べても、全長で27センチ、全幅9センチ、ホイールベースが10センチ拡大されている。



ドライブトレインでは、MINI ツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用した3種類の新世代エンジンが用意された。「MINI Cooper Clubman」では、最高出力100kW/136psの3気筒ガソリン・エンジン。そして「MINI Cooper S Clubman」には最高出力141kW/192psの4気筒ガソリン・エンジンが搭載される。「MINI Cooper D Clubman」には、最高出力100kW/150psの4気筒ディーゼル・エンジンが搭載された。トランスミッションでは、6速マニュアルトランスミッションを標準装備。「MINI Cooper S Clubman」と「MINI Cooper D Clubman」では、オプションで8速ステップトロニック・スポーツ・トランスミッション、「MINI Cooper Clubman」では6速のステップトロニック・トランスミッションが用意されている。


エクステリアは、英国の伝統に根ざしたシューティング・ブレーク・コンセプトを現代的に解釈。伸びやかなシルエット、長いルーフ・ライン、切り立ったリア・エンドといったデザインが特徴となっている。


エクステリアの中でも特に目を引くのは、観音開きのリア・スプリット・ドア。これにより「MINI Clubman」は、6ドア・モデルという、市場で珍しいデザインでステータスを確立した。オプションのコンフォート・アクセス・システムを装備すると、手を触れることなくスプリット・ドアを開けることができる。




インテリアは、きちんと5名が座れるシート、乗り降りしやすく、乗員全員が自由に動けるスペース、多彩に活用できるラゲージ・ルームなどが、新型「MINI Clubman」の進化を示している。



ロング・ドライブを考慮した装備品も充実しており、大容量グローブ・ボックス、スプリット・ドア内側の大きな収納ポケット、1 リットルのペット・ボトルを入れられるドア・ポケットなど多くの収納部が用意された。5人用の座席を全部使用している場合のラゲージ・ルーム容量は360リッター。だがリアシートを折りたためば、最大1,250リッターまで容量を拡張することが可能だ。



なお、今回発表された内容は、ドイツ国内市場向けの仕様を基準としたもの。日本向けには、仕様や標準装備品、オプション設定などが異なる場合がある。