重心移動で操舵する乗り物セグウェイ。その乗車感覚は独特で、一度乗ったらやみつきになります。

でも、セグウェイにはいくつか欠点もあります。サイズが大きすぎ、歩道を走行すると歩行者の邪魔になります。自転車には駐輪場、自動車には駐車場がありますが、セグウェイ用の駐車場はほとんど存在していません。充電設備もないので、走行中にバッテリー切れを起こしたら押して運ぶことに。価格が高く、一般人が手を出しにくいというのもネックです。そして日本を含む多くの国で、公道での走行が禁止されています。


「Oxboard」は、これらの欠点のいくつかを解消する乗り物。セグウェイの考え方を継承しつつ、ハンドルバーを取り去ったことで、サイズを小さくし、コストを抑えました。

セグウェイの欠点を解消した乗り物「Oxboard」
セグウェイの欠点を解消した乗り物「Oxboard」

「Oxboard」のサイズは一般的なスケートボードなみ。どこにでも手軽に持ち運びできます。小型なので、駐車場がなくても、カフェや職場などへ持ち込み可能。走行中にバッテリー切れが発生しても、脇に抱えて持って帰れます。充電には家庭用の電源を利用。1回の充電(約3時間)で、約19キロの走行が可能です。


このようにセグウェイの問題点は解消しつつ、楽しさはしっかり継承。重心移動で操縦する楽しさ、気持ち良さを味わえるのだとか。


「Oxboard」はセグウェイ同様、日本の公道での走行は許可されないでしょう。利用は私有地内に限定されます。でも、それでも、このサイズであればクルマのトランクに入れて持ち運ぶのも簡単。遊びの幅はセグウェイより広がる気がします。


価格は799ユーロ(約10万7,000円)。現時点では、ベルギーとオランダでのみの販売となっています。