横浜にある日産自動車の本社ギャラリーで、バスを改造した走る美容室「ビューティーバス」が5月31日まで展示されている。

ちょっと利用したくなる内装
ちょっと利用したくなる内装

ビューティーバスは、日産が改造した車両に、美容室向け機器大手のタカラベルモントが内装と設備を導入したもの。


外から見るとしっかりバス
外から見るとしっかりバス

シャンプーブース1台とセット面2台を備えており、小さいが立派な美容室だ。こんなバスが家のそばに来たら、つい利用したくなってしまいそうだ。

1度にお客さん2人が利用できる
1度にお客さん2人が利用できる

実はこれ。東日本大震災後にヘアケア用品大手の日本ロレアルが発案した復興支援プロジェクト「美容師のちから」で実際に使われたもの。

同プロジェクトでは2011年11月から、被災した人のための美容室として岩手県を皮切りに各地を巡り、また働く場を失った美容師の支援も行ってきた。その後、復興の進展に合わせて活動内容も変化。営業を再開した美容室の妨げにならないよう、ボランティア美容師の協力によりヘアスタイリングとメイクアップの場としても活躍した。

震災から4年目を迎えたこの3月にようやく活動を終了し、活動のご報告を兼ねて横浜で展示をしているそう。お疲れさま、と声をかけてあげたいバスだ。