今年、「北米ハンドメイド自転車展」が開催されたのは、米国ケンタッキー州のルイビル。ここは、創業120年以上を誇る老舗野球用品メーカー「ルイビルスラッガー」で有名な街だ。このメーカーのバットは多くのメジャーリーガーが愛用しており、元ニューヨークヤンキースのデレク・ジーター氏も使用していたことで知られている。

米国デンバーに本拠を置く Connor Wood Bicycles は、「北米ハンドメイド自転車展」を記念し「ルイビルスラッガー」とコラボ。バット用素材を使った木製自転車「Slugger Bat Bike(スラッガーバットバイク)」を製作した。


木製自転車「Slugger Bat Bike(スラッガーバットバイク)」
木製自転車「Slugger Bat Bike(スラッガーバットバイク)」

「ルイビルスラッガー」のロゴが焼き印されている
「ルイビルスラッガー」のロゴが焼き印されている

「北米ハンドメイド自転車展」を記念し、Connor Wood Bicycles が製作した
「北米ハンドメイド自転車展」を記念し、Connor Wood Bicycles が製作した

Connor Wood Bicycles の Chris Connor 氏によれば、野球のバットに使用される木材は強度と耐久性に優れており、自転車のフレームに利用しても十分な安全性と快適な乗り心地を提供できるという。

そして、そのフレームは、“バットのように美しい”仕上がりになるそうだ。サドルには、グローブと同じ革素材が使用されている。

バットのように美しい?
バットのように美しい?

「Slugger Bat Bike」は、「北米ハンドメイド自転車展」終了後、「ルイヴィル・スラッガー博物館」に設置される。日本人がこの博物館を訪れることはそれほど多くはない。だが同博物館には、張本勲氏や王貞治氏のバットも展示されているので、それらを見学するついでに「Slugger Bat Bike」を見るというのはありかもしれない。

「ルイヴィル・スラッガー博物館」  横にあるバットは、ベーブ・ルースのバットを約40倍にしたもの
「ルイヴィル・スラッガー博物館」
横にあるバットは、ベーブ・ルースのバットを約40倍にしたもの