だが、欧州では徐々に“大人も楽しめる”ものになりつつある。その理由は、安全に速いスピードを出せるソリが登場しつつあるため。「Zibock」も、そんなソリの1つだ。
「Zibock」は、通常のスキーよりも丈が短めのクロスカントリースキー。山岳地などでの移動に利用できる。
山頂などに到着したあとは、スキー板二枚を重ね、ハンドルやシートなどを取り付け。ソリとして利用が可能だ。
通常のソリとは異なり、接雪面が狭いため、坂を高速に滑り降りることができる。ハンドルが装着されているため、ターンなども容易だ。開発者の Cyril 氏によれば、「Zibock」は習得が簡単で、スキーやスノーボードよりもずっと早くマスターできるという。
Cyril 氏は現在、「Zibock」の市販化に向けて Indiegogo で出資者募集のキャンペーンを実施中。記事執筆時点では、749ドル出資することで、「Zibock」を1台入手可能だ。この金額はキャンペーンが進むにつれて上昇する。出荷時期は、2015年の11月を予定。市販時の価格は、1,000ドル程度になる見込みだ。