日産のコンセプトカー「Sway(スウェイ)」が2015年ジュネーブモーターショーで公開された。「ジューク」などで培った発想を、コンパクトハッチバックに活かしたモデルだ。


エクステリアには、「V モーション」モチーフを施したグリル、ブーメラン型ヘッドランプ、フローティングルーフなど、最新の日産デザインの要素がふんだんに盛り込まれている。



ブーメラン型ヘッドランプには、ランプの形状自体に V ラインの要素を取り入れることで、鋭い目のような印象を作り上げる一方、リアランプにも同様の要素を取り入れることで、車体を切り抜く様な、印象的な形状に仕上げられた。



フローティングルーフにはパノラマグラスルーフを採用し、搭乗者が広々とした解放感を味わえるようにした。ドアには観音開き仕様を採用し、乗降性を高めている。



インテリアでは、2013年東京モーターショーで初披露された「IDx」で採用された「グライディングウィング」をさらに進化させたダッシュボードを搭載した。



シンプルなインテリアを実現するために多くの機能を集約した大型の台形型タブレットはダッシュボードの中央に設置され、運転席側からも助手席側からも見やすく、使いやすくなっている。


シートには高級なスエード調生地を採用。高級ハンドバッグなどで用いられている縫い付け手法を取り入れた。 また、パールのような光沢感のある素材でアクセントを加えて、プレミアム感を演出している。


カラーリングは、かすかなブルーを含んだ「Bluish Dawn Grey」とオレンジを調和。ヨーロッパの街並みの中で美しく際立つ配色としている。