NISSAN GT-R そっくりの改造パソコン、その名も「NISSAN GT-R パソコン」が、一部で話題になっている。パソコン部品のメーカーとしては名高い米国 NVIDIA(エヌビディア)の日本法人が自作/改造パソコンの名人と組んで開発した。

NISSAN GT-R
NISSAN GT-R

の形をしたパソコン
の形をしたパソコン

制作を担当したのは、数年前に秋葉原のとあるショップでさまざまな改造パソコンを造ることで有名だった元店員だそう。その腕によりをかけた奇抜なデザインには目を奪われるが、性能もなかなかの水準だ。


こうした自作/改造パソコンは通常、何世代か前のパーツを使うところだが、NVIDIA が企画しただけあって、映像をなめらかに表示するグラフィックスカードとして、同社の GeForce GTX 970 を搭載。ほかにも新型のパーツをふんだんに使っている。

最新のパーツをふんだんに採用
最新のパーツをふんだんに採用

CPU は Intel Core-i7 4790K、マザーボードは ASUS H97I-PLUS、メモリは KINGSTON DDR3-1600(4GB)が2枚、SSD は Intel 530(240GB)といった具合。OS には Windows 8.1 の 64bit 版を搭載する。

筐体にはタミヤの1/10 NISSAN GT-R 模型を採用している。

ところで、わざわざ手間ひまをかけて NISSAN GT-R パソコン を作った動機は何か。

NVIDIA に問い合わせたところ、次のような答えが得られた。同社は以前から自作/改造パソコンの制作を応援する「GeForce Garage」プロジェクトの日本展開を検討していた。今回その宣伝も兼ねて、イベント開催などに協力しているレーシングゲーム「The Crew」とからめ、作中に登場するクルマをパソコンとして再現することにしたという。

ちなみに NISSAN GT-R を選んだのは、全高がそれなりにある車種で、パーツを入れ込む余地が多いため。電源の配置などで苦労はあったものの、The Crew をはじめ、高性能がパソコンが必要なゲームも違和感なく遊べるできばえに仕上げられたという。

なお、使っているパーツはすべて市販品で、一般ユーザーでも難易度は高いが自作は可能だと、NVIDIA は説明している。

自作してみる?
自作してみる?