日産自動車の大型セダン「ティアナ」の主要グレード「XL」「XV」に「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」と「踏み間違い衝突防止アシスト」が標準装備された。2月19日より販売が始まる。

ティアナ XL
ティアナ XL

エマージェンシーブレーキは、フロントカメラで前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険性があるとシステムが判断した場合にはメーター内の警告灯とブザーでドライバーに衝突回避の操作を促す。ドライバーが安全に減速できなかった場合には緊急ブレーキを作動させ、被害や傷害を軽減する。


エマージェンシーブレーキ
エマージェンシーブレーキ

踏み間違い衝突防止アシストはソナーを使って障害物を検知。約15km/h 未満で前進・後退中、ドライバーが壁などがあるのにアクセルペダルを強く踏むと、メータ内の警告灯とブザーにより警報したうえで、併せてブレーキやエンジン出力を自動制御し、衝突を回避したり被害を軽減したりする。

踏み間違い衝突防止アシスト
踏み間違い衝突防止アシスト

なお、これらの安全装備の標準搭載に合わせて、デザイン面も若干変更している。より立体的で奥行きのある上品な雰囲気が出るよう、フロントグリルの一部をピアノブラック調としている。

ティアナは、「環境対応車普及促進税制」の減税措置により、自動車取得税が60%、自動車重量税が50%減税となる。希望小売価格は XL が289万6,560円(税込、以下同じ)、XV が319万6,800円。