購入希望者が殺到し販売中止となった「東京駅開業100周年記念 Suica(スイカ)」が増刷され、希望者全員に販売されることとなりました。時期や販売方法は未定。

大混乱の100周年記念 Suica、希望者全員に販売
大混乱の100周年記念 Suica、希望者全員に販売

この記念 Suica は、12月20日に東京駅が開業100周年を迎えたことを記念して製作されたものです。赤レンガの丸の内駅舎をモチーフとしたデザインで、1万5,000枚限定。1枚2,000円(記念台紙付き)、1人3枚まで販売されることになっていました。


販売ブースが設置される東京駅丸の内南口ドーム前には、禁止されていたにも関わらず販売前日の19日から行列ができ、終電で並び始めた人たちも加わって大混雑。始発が到着すると行列は日本橋方面まで伸び、販売開始時刻の8時には約9,000人が並んでいたといいます。

丸の内側は大混雑、大きく混乱しました
丸の内側は大混雑、大きく混乱しました

早朝の東京駅構内では、販売開始前から「これから並んでも購入できない」旨のアナウンスが繰り返され、安全確保のため10時すぎに販売が打ち切られました。販売枚数は予定数の約半分、8,000枚ほどだったといいます。購入できなかった人が駅員に詰め寄るなど混乱しました。またインターネットオークション上では、元値を大きく上回る価格で取引されました。

テーブルを増設して対応するも、販売中止に
テーブルを増設して対応するも、販売中止に

 
この記念 Suica をめぐっては、禁止されていた徹夜組を容認してしまったことや、販売方法などについて批判する声も上がっています。