女子という生き物は、何だかんだ言ってロマンチックが大好き。80年代メロドラマや少女マンガみたいな、多少恥ずかしくなるようなシチュエーションでも、実際自分の身に起こったら感激しちゃうものなんです、結局。

つまり、意中の女子を落としたいならロマンチックなシチュエーションに持っていくのが一番。というわけで世の男性にオススメしたいのが、メルボルンスター・オブサーベーション・ウィール。豪州・メルボルンのドックランド地区にそびえ立つ大観覧車です。中心の「星形」がシンボル。


このエリアのシンボル「メルボルンスター」
このエリアのシンボル「メルボルンスター」

1周にかかる時間はおよそ30分。最高120メートルの高さからメルボルン市街を一望することができます。また、夜には大観覧車に設置された LED 照明を使ったライトショーという粋な演出も。

夜もきれいなんです  (出典:メルボルンスター・オブサーベーション・ウィール公式 Facebook ページ)
夜もきれいなんです
(出典:メルボルンスター・オブサーベーション・ウィール公式 Facebook ページ)

実はこの観覧車、ただ乗るだけではなく中で食事ができたり、グループで貸し切りにもできるほか、プロポーズ大作戦のアシストまでしてくれちゃうとか!?

◆せっかくなので乗ってみた

プロポーズの予定がない筆者は、今回観覧車の中でランチ(軽食)が食べられるプランを体験してきました!スパークリングワインの飲み放題も付いた、30分間600豪ドル(14名用)のカスタムプランです。

未来の乗り物みたいなカプセル
未来の乗り物みたいなカプセル

中は広くて10人強乗ってもこの余裕
中は広くて10人強乗ってもこの余裕

ピンク色の泡がシュワシュワ弾けるグラスを傾けて乾杯したあとは、ゆっくりと回る観覧車の中で、ハムとチーズのサンドイッチや、チョコにディップしたいちごのデザートを堪能。また、グルテンフリーのメニューも用意されています。

シャンパン飲み放題
シャンパン飲み放題

美味しい軽食も用意してくれる
美味しい軽食も用意してくれる

グルテンフリーメニュー、ツナのラップサンド
グルテンフリーメニュー、ツナのラップサンド

大きくて甘くてジューシーないちご
大きくて甘くてジューシーないちご

食事に舌鼓を打っていると、気づけば高度はぐんぐんと上がり、メルボルンの街がすっかり足元に。ちょっぴり西に傾いた太陽に照らされたビル群や、ポートフィリップ湾、遠くに霞むヤラレンジズの丘陵が、すっぽりと手で包んでしまえそうなくらい高いところまでやってきました。

メルボルンの景色を独り占めしてる気分
メルボルンの景色を独り占めしてる気分

美味しい食事に絶景、最高の組み合わせですよね。彼女に想いを伝えるには最高のロマンチック・シチュエーション。最近デートがマンネリ気味…という人にもぴったりのときめきプランです。

君の瞳に乾杯☆
君の瞳に乾杯☆

 
◆夜は動くトラムでディナー

ロマンチックの王道・観覧車ですが、高いところは無理…という方もいるでしょう。そんな人にはこちらをオススメします。地上を走るトラム(路面電車)の中で食事ができる、トラムカー・レストランです。

レトロなトラムカーの中で豪華ディナーが楽しめる!  (出典:トラムカー・レストラン公式 Facebook ページ)
レトロなトラムカーの中で豪華ディナーが楽しめる!
(出典:トラムカー・レストラン公式 Facebook ページ)

これは、クラシックトラムを改造した“世界初”の動くトラムに乗って食事をするレストラン。ゴージャスな内装の車内で、メルボルン市内の風景を楽しみながら美味しい料理を堪能できます。

シャンパンで乾杯  (出典:トラムカー・レストラン公式 Facebook ページ)
シャンパンで乾杯
(出典:トラムカー・レストラン公式 Facebook ページ)

筆者が体験したのは「Early Dinner(アーリーディナー)」コース(77豪ドル)。90分間の乗車で、ワインやビール、ソフトドリンクといった飲み物と、アパタイザー、メインディッシュ、そして食後のデザートが用意されています。メインディッシュはチキンまたはビーフから選ぶことができます。

タイタニックみたい…
タイタニックみたい…

デザートには、スイーツ3種が盛り合わされた贅沢なプレートが登場。コーヒーまたは紅茶とともに提供されます。最初から最後まで、満足度120%の味とボリュームでした。

前菜からデザートまで本格的
前菜からデザートまで本格的

食事の途中には、気さくなシェフが挨拶に回って来てくれます。食事を運んでくれるウェイティングスタッフも、明るくてとってもフレンドリー。ちょっとした会話でお客さんと盛り上がっているシーンも見られました。

ちなみにトラムはカーブなども少なく揺れが小さいので、車酔いしやすい筆者も酔うことはありませんでした。目の前の食事や会話を楽しんでいると、いつの間にかトラムカーに乗っていることを忘れてしまうほどです。

夕暮時の街並みを眺めながら…
夕暮時の街並みを眺めながら…

コースはこのほかにも「ランチョン」「レイトディナー」など、時間によって内容や価格の異なるものが用意されているほか、お誕生日や記念日などの“特別オケージョン”や、結婚パーティーなどの催しも行うことができるそう。

ロマンチック全開なトラムカー・レストラン、大切な人と一緒にいかがですか?

※メニュー、価格等は変更となる場合があります