“レーザーライト技術”を搭載した世界99台限定の「Audi R8 LMX」が、アウディジャパンから6台限定で日本に導入される。日本での納車開始は2014年10月中旬以降を予定している。


“レーザーライト技術”は、今年6月14日、15日に開催された「ルマン24時間耐久レース」で、「Audi R18 e-tron quattro」に初めて採用された技術。この技術は、特に夜間の走行において通算13勝、5連勝というアウディ成功の重要な要素となった。



その“レーザーライト技術”が「Audi R8 LMX」にも搭載される。


“レーザーライト技術”は、ヘッドライトにレーザーモジュールを採用したシステム。走行速度60km/h 以上で稼働し、LED ヘッドライトを補完する。レーザーモジュールから発せられた光は、LED ヘッドライトの2倍遠くまで照射可能。その色温度は路面照射に適したものに変換されているので、ドライバーは明暗のコントラストを認識しやすく、目が疲れにくい。また、カメラベースのインテリジェント センサーシステムを搭載。他の走行車両を認識し、これらに照射しないよう自動的にライトパターンを制御する。


「Audi R8 LMX」のドライブトレインには、出力419kW(570hp)、トルク540Nm の5.2リッター V10 エンジンを搭載。コンパクトな7速S トロニックがこのエンジンが発生するパワーを quattro フルタイム 4WD システムに伝達する。この組み合わせにより、0-100km/h 加速はわずか3.4秒。最高速度は320km/h となっている。


エクステリアでは、「マコウブルークリスタルエフェクト」をボディーカラーに採用。リアにはリアアクスルのダウンフォースを向上させるリアスポイラーを装着。サイドのフリック、エンジンカバーやサイドミラー、サイドブレード、リアウィングとディフューザーはカーボン仕様となっている。


インテリアは黒にブルーのアクセントを施し、エクステリアのダイナミズムを継承した。バケットシートは黒をベースにセパンブルーのダイアモンドパターンステッチを施したファインナッパレザー仕様。また、バケットシートの背面はボディ色と同色に設定されている。センターコンソールやパーキングレバー、ドアインレイやコクピット周りにはマットカーボンを使用。ドライバー側にはシリアルナンバー入りのスカッフプレートが配置されている。



車両本体価格は2,905万円。