ジェットスター航空の国際線長距離サービスに、乗客にとって“負担の少ない”機体「ボーイング 787-8型機(以下、B787)」が順次導入されている。座席数はビジネスクラス21席、エコノミークラス314席。


同機には、乗客が機内でより快適に過ごせるよう、以下のような改善がなされているそうだ。

■気圧を高く保ち、体への負担減

B787 では、機内の気圧を従来の機材よりも高く保つことができるそう。そのため、乗客の身体にかかる負担が従来よりも少なく、乗り終えてから感じる疲れ方も違うのだとか。

■加湿器で乾燥を防ぎ、よりきれいな空気に

フライト中の機内は乾燥してしまいがち。だが B787 には加湿器が設置されており、喉や肌を乾燥から防ぐことができるという。また、コンタクトレンズを装着していても目が乾きにくいといったメリットもあるそう。

また、B787 には新たにフィルターシステムが搭載され、機体に取り込む空気の臭いや汚れ、従来では除去できなかった気体分子なども取り除くことができ、より“きれいな空気”を提供することが可能になったそうだ。

■より揺れの少ないフライトへ

B787 には、乱気流などによる揺れを感知するシステムが搭載されている。感知した際にはその揺れを吸収できるよう自動補正するそうだ。その結果、乗客はより安定したフライトが楽しめるという。

ますます快適な空の旅を
ますます快適な空の旅を

ほかにも、同機型に比べ最大65%大きくなった“開放感”のある窓には、透過光量を電動で調整できる電子シェードが設置されたり、より大きな荷物の収納スペースが確保されたりと、さまざまな改善が行われているとのこと。

リーズナブルな価格で利用できるだけでなく、機内でもより快適な空間が提供されるとあれば、今後は国際線の長距離便でも LCC を利用する人がますます増えるかもしれない。

B787 導入路線は、以下のとおり(導入順)。

メルボルン=バリ
シドニー=バリ
シドニー=プーケット
メルボルン=プーケット
ブリスベン=バリ
メルボルン=バンコク
ゴールドコースト=東京(成田)
ケアンズ=東京(成田)
ケアンズ=大阪(関西)

※今後、メルボルン=東京(成田)路線にも導入予定

LCC が国際線の新定番になっていくかも
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