パナソニックは、乾電池「EVOLTA(エボルタ)」のパワー実証実験として、単1形乾電池を動力源に走行するオリジナル車両を製作。「エボルタ電池鉄道」として人を乗せた状態で廃線の線路上を走行させ、約8キロの区間の走破に挑むと発表した。


車両は、パナソニックと秋田県立大学などとが共同で制作。特殊強化ダンボール製で、サイズは幅160x高さ220x長さ410センチ。車体重量は約500キロになる予定だ。乗車定員は10名で、2014年の10月中旬の完成を予定している。


「エボルタ電池鉄道」完成イメージ
「エボルタ電池鉄道」完成イメージ

線路上走行への挑戦は、2014年11月2日(予備日11月3日)に実施される。走行するのは、秋田県大館市「旧小坂鉄道廃線」で、走行距離は約8キロ。この場所の使用にあたっては、秋田県と同県大館市の全面的な協力を得たという。小坂鉄道は2009年に廃線となったが、線路は現在もほぼ全区間で残っているそうだ。

小坂鉄道レール跡
小坂鉄道レール跡

詳細は、パナソニックの「廃線1日復活チャレンジ」Web サイトを参照されたい。